研究課題/領域番号 |
59460100
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
電力工学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
正田 英介 東大, 工学部, 教授 (40010706)
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研究分担者 |
田村 穣 東京大学, 工学部, 助手 (00011180)
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研究期間 (年度) |
1984 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
1986年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1985年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1984年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
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キーワード | 片側式リニア誘導モータ / 磁気浮上鉄道 / 電磁界解析 |
研究概要 |
片側式リニアモータの発生する三次元力、すなわち、推進力・垂直力・左右横ずれ力について2次元モデルの解析解から計算する手法で十分に実用装置での特性を予測できる精度がえられ、またその制御のためにはこれをさらに簡略化した。1次元モデルで十分に対応しうることを示した。これらに基いて、特にこのモータを磁気浮上車輌に使用される磁気車輪に適用された場合について、浮上制御系との相互干渉を与える程度を感度指数で評価し、その設計への反映の方法を明らかにした。 垂直力についても左右方向の横ずれ力についても、上の結果から推進力のすべり周波数一定制御をすれば動作状態に対する変動を小さく抑えられるとともに、その値を適切に選択すれば絶対値をも零に近付けられることが明らかにされた。しかしこれらの力を零に近付けるすべり周波数の値はリニア誘導モータによる推進効率を最大とするすべり周波数の値とは一般に異るので両者の整合をとる選択とさらにこれらを配慮した最適化設計が必要になる。この点についても予備的な検討が行われた。 リニアモータの2次レールの構成は横ずれ力に大きな影響を与える一方、装置を実現する場合のコストの大きな要因となる。この問題についても解析を行って、すべり周波数を一定に保てば横ずれ外乱に対してそれを押圧するような安定化力を発生できる2次レール構造を理論的に導き、シミュレーションでその的性を確認した。 これらの理論的な解析は磁気浮上車輌HSST-03のExpo【´!85】およびExpo【´!86】でのデモンストレーションに関連した試験走行のデータにより、実験的にも検証されている。
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