研究課題/領域番号 |
59460111
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
電子通信系統工学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
堀内 和夫 早稲田大, 理工学部, 教授 (90063403)
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研究分担者 |
山村 清隆 早稲田大学, 理工学部, 助手 (30182603)
大石 進一 早稲田大学, 理工学部, 助教授 (20139512)
松本 隆 早稲田大学, 理工学部, 教授 (80063767)
川瀬 武彦 早稲田大学, 理工学部, 教授 (60063690)
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研究期間 (年度) |
1984 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
1986年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1985年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1984年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 非線形システム / 構造 / ダイナミックス / 非決定性作用素 / 数値解析技法 / ソリトン / カオス / モデリング |
研究概要 |
1はしがき ソリトンやカオス等の新たな非線形現象の発見や、VLSI等の発展により、非線形システムの解析は益々重要性を加え、そのより精緻な新しい解析手法の開発が要望されている。本研究は、非線形システムの構造とダイナミックスに関し、本研究者等が開発した新しい解析手法によって徹底的な検討を加え、その基本的性質を明らかにして、具体的諸問題への応用の基礎を築くことを目的として、三年間に渡って遂行された。 2研究成果 本研究では、近代数学が生み出した新しい概念による数学的手法を開発しつつ、非線形システムの構造とダイナミックスに関する基本的な諸性質を解明する理論を展開し、その結果、実際的諸問題への応用の基礎を与えた。具体的には、そのための創造的・効果的な手法として、新たに (1)非決定性作用素に関する関数解析的手法 (2)ホモトピー法や分割解法に基づく非線形システムの数値解析技法 (3)ソリトン等の非線形波動を解明する新しい方法論 を開発・展開して、一般的な非線形システムを解析する方法論を論ずると共に、 (4)電子回路における非周期アトラクタの実験による観測とシミュレーションによる検証およびカオス的であることの理論的証明 (5)送風機およびMultibodyシステムのダイナミックスの解析とそのモデリング (6)光伝送系や生体系でのカオス現象モデルの解析 を行って、その基本的性質を解明した。本研究は所期の成果を得て、その目的を達成したと考えられる。
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