研究課題/領域番号 |
59460124
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
計測・制御工学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
児玉 慎三 阪大, 工学部, 教授 (50028990)
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研究分担者 |
太田 快人 大阪大学, 工学部, 助手 (30160518)
熊谷 貞俊 大阪大学, 工学部, 助手 (10093410)
前田 肇 大阪大学, 工学部, 助教授 (60029535)
須田 信英 大阪大学, 基礎工学部, 教授 (60029410)
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研究期間 (年度) |
1984 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
7,400千円 (直接経費: 7,400千円)
1986年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1985年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1984年度: 5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
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キーワード | シーケンス制御 / ペトリネット / コンカレント / 非同期 / 離散事象システム / FA / FMS |
研究概要 |
並行・非同期動作を特徴とする複合シーケンス制御系の計算機援用設計・解析・運用に適合した数学モデルとしてペトリネットを取り上げ、実システムでの主要制御問題に対応するネットモデルでの可到達性・活性・耐故障設計ならびに階層表現に関する諸問題に一貫してネット理論的アプローチを試み、所期の目的である基礎的成果をおさめた。本研究費により構築されたワークステーション上にペトリネットに基づく並行システムシミュレータを塔載し、実システムに対するネットモデルの有効性の確認および動作検証を行った。本研究の成果をその目的により大別すると下記の通りになる。 (1)離散事象システム制御問題に関係する可到達性・活性に関し、マークグラフ、拡張マークグラフについて詳細な研究を行い、実用上重要な理論的基礎を与えた。 (2)シーケンス制御系の設計自動化の基礎となるネットモジュールへの仕様の変換規則・結合規則ならびにネットモデルの構造的性質を明らかにした。 (3)ペトリネット階層表現機能を用い、逐次詳細化・ネット複合によるトップダウン・ボトムアップ設計方式の基礎を与え、各階層間での動的性質の保存性について理論的検討を加えた。 (4)階層化機能を備えた並行システムシミュレータPCSSを開発し、実時間システムのペトリネットモデルに基づくシミュレーションを行った。 以上の研究成果の大部分はすでに学会・研究会等で公表されているが、一部は現在研究続行中であり、研究完成後直ちに公表される予定である。
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