研究課題/領域番号 |
59460160
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
建築計画・都市計画
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研究機関 | 芝浦工業大学 |
研究代表者 |
藤上 輝之 芝工大, 工学部, 助教授 (70087279)
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研究分担者 |
菊岡 倶也 芝浦工業大学, 工学部・建築工学科, 非常勤講師
中澤 治重 法政大学, 工学部・建築学科, 講師 (30120827)
KIKUOKA Tomoya Shibaura Inst.of Tech., Instructor (part-time)
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研究期間 (年度) |
1984 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
1986年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1985年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1984年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 木造戸建住宅 / 修繕費 / リフォーム / 耐用年数 / ライフサイクルコスト(LCC) / 概算法 / 損耗腐朽 / 増改築需要 |
研究概要 |
1) 修繕工事実績データの収集・整理 東京都営繕建築協同組合の修繕工事実績データの転記・カード化作業を約2千件について行い、そのうち200件について往復葉書による建物経年などのアンケート調査を実施した。その結果、修繕種類別の修繕費支出経年動向が把握された。 2) 修繕履歴調査の計画・実施 東京近郊の戸建住宅4団地を選んで、約1,000件の戸建住宅を対象に、戸別配布ー郵送回収による修繕履歴・故障調査を実施した(有効標本216件)。ここでは、修繕履歴・故障の実態が把握されたと同時に、書式の工夫・改良を行い、継続的に修繕データを入手する方法(モニター制を含む)についても検討を加えた。 3) 修繕費単価指標の確立 これまでに収集した修繕工事実績データにもとづき、既設材の撤去・処分費用,周辺美装費用など補足工事を検討し、補足率と労務比率及び工事規模との関係を把握した。これらの結果を用いて、前年度に開発した概算法の改良を図った。 4) 地域別耐用年数の推定 滅失住宅に関する統計値から社会的耐用年数を、また損耗腐朽に関する統計値から物理的耐用年数を、いずれも都道府県別に推定し、両者の関係を検討した。この作業の最絡目標は、地域別に温湿度変化が家屋の寿命に及ぼす影響を定量的に把握して、家屋不快指数の可能性を検証することにある。 現在、温湿度変化と物理的耐用年数との関係を都道府県別に追跡するためのプログラム・ソフトを作成中であり、同指数の設定作業は今後の課題として残された。
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