研究課題/領域番号 |
59460219
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 豊橋技術科学大学 |
研究代表者 |
大岩 元 豊橋技科大, 工学部, 教授 (20011679)
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研究分担者 |
平井 誠 豊橋技術科学大学, 工学部, 教務職員
河合 和久 豊橋技術科学大学, 工学部, 助手 (10186041)
郡司 隆男 大阪大学, 言語文化部, 助教授 (10158892)
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研究期間 (年度) |
1984 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
1986年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1985年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1984年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 日本語教育 / 漢字教育 / 2ストローク入力 / タッチタイプ入力 / 日本語入力 / CAI |
研究概要 |
日本語を学びたい外国人にとって、時間のかかる漢字の修得は大きな問題である。このことは、日本の科学技術を学びたい人々にとって特に深刻である。というのも彼らにとって日本語の修得は、科学技術を学ぶための手段であって目的ではない。このための漢字の学習に手がまわらず、結局日本語の文献は読めないことになる。これでは、帰国と同時に日本とのきずなが途切れてしまう。 漢字は手で書くと時間がかかるが、キーポードを用いた2ストローク入力法を用いると、書く能率を飛躍的に向上させることができる。実際、この入力法を用いることにより、英文をキーボードから入力するのと同等以上の入力効率が期得される。 本研究の目的は、この2ストローク入力法を用いて、漢字教育を効率的に行なうCAIシステムを構築することにある。2ストローク入力の種々の方式の中から、我々が開発し、一般人にも修得が容易な、TUTコード方式を用いることとし、漢字教育システムJ-TUTORを試作した。 このJ-TUTORを留学生に試用してみたところ、漢字習得の前にカナ文字のキーボード入力に習熟している必要があることが判明した。そこで、オーディオ・テープを用いた入力訓練法を開発し、カナのブラインド入力が可能になるまでの時間を1時間に縮めることができた。これによって同じ練習時間で習熟度を飛躍的に向上させることが佳能になった。この実積は日本人に対するものではあるが、この方法論を外国人向け教材に適用することによって、J-TUTORの実用化の見通しを得ることができたので雑誌「日本語ジャーナル」を発行しているアルク社の協力を得て、誌験研究を申請中である。
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