研究課題/領域番号 |
59460220
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 甲南大学 |
研究代表者 |
西川 喜良 甲南大, 理学部, 教授 (40068028)
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研究分担者 |
辻田 忠弘 甲南大学, 理学部, 助教授 (80068105)
藤原 儀直 甲南大学, 理学部, 助教授 (60068088)
北川 重太郎 甲南大学, 理学部, 助教授 (10068108)
木村 吉武 甲南大学, 理学部, 教授 (30068085)
友近 理郎 甲南大学, 理学部, 教授 (30068069)
TOMOTIKA Toshiro ibid.
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研究期間 (年度) |
1984 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
1986年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1985年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1984年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
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キーワード | 大学科学教育 / 概念チャート / 概念形成プロセス / 学習指導 / 教育評価 / CMI / データベース / 教師チーム |
研究概要 |
今日の教育の歪みの原因を考える時、また先端技術を進める人材の養成を考える時、自学自習の習慣、基礎的概念や正しい知識の把握、問題解決能力の養成が必要である。このためには一人の偉大な教育者が数人の弟子を育てるのであれば可能であろうが、凡人教師には困難である。そこで数人の熱心な教師が力を合わせて、数十人の学生にそれぞれ偉大な教育者が為したに近い教育を与えることは不可能ではない。その為には次のような「マイデータベース」を形成して、各教師の「経験」や「発見」「創作」さらに実行後の「結果の分析」、「評価」などを共通の財産として蓄え、それらを教育に活用することが有効な方策と考えられる。このデータベースを直接教育に活用するために、(1)それらを直接授業時間に活用できるような「コースウェア」を開発し、やはり個々の「MY・DB」として用意し、その援助を受けながら授業を進める。さらに(2)授業中に小テストを行い、応答結果を処理して直ちに学生にフィードバックするシステムを製作し活用する。 当初ここまで考えた。しかし時間等の都合でコースウェアを作るところまでは行かなかった。次のDBを作製し、活用した。(1)概念チャートDB-高校理科Iの教科書の記述に忠実にチャート化することによって概念構造を調べDB化し、又問題点を明らかにした。又経営情報システムに関するDBを作製し、それを検索することにより、近年目まぐるしく新しくなる、これらシステムについて、学習者が整理された正しいイメージを作れるよう用意した。(2)教育効果評価のためのデータベース。テスト問題と、採点処理のプログラムを含んだDBを作製し、常に利用出来るよう整備した。又採点処理結果を、学生名薄と共にDB化した。これを適宜検索することにより、教師の授業改善と、学習者への指導助言に活用出来る。詳細は別刷の報告書参照のこと。
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