研究課題/領域番号 |
59480061
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
林学
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
三宅 登 (1986) 島根大, 農学部, 教授 (30032543)
石井 弘 (1984-1985) 島根大学, 農学部, 助教授
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研究分担者 |
石井 弘 鹿児島大学, 農学部, 教授 (90032557)
藤江 勲 島根大学, 農学部, 助教授 (00032558)
片桐 成夫 島根大学, 農学部, 助教授 (00032649)
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研究期間 (年度) |
1984 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1986年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1985年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1984年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 耐雪性 / 幼齢雪害例伏木 / 枝葉形質 / 雪起し / 形状比 |
研究概要 |
昭和59年,60年と継續して耐雪性スギ優良林分を育成するために、(1)耐雪性スギ品種の特性を明らかにする。(2)幼齢雪害倒伏木の自然回復経過および樹形,根系と生長量との関係の調査(3)スギ林齢別の下層植生現存量と幹の形状比との関係の調査を実施した。 昭和61年度はそれらの調査を補完するために、耐雪性スギ品種について島根県緑化センターのスギ品種について、耐雪性と小枝の枝葉形質を調査し耐雪性(冠雪害)については、一般的に葉角が小さく、3次枝葉重の全枝葉重に占める割合の小さいことが明らかになった。それらのことから、選抜にあたっては枝葉形質についての注意する必要があるように孝えた。 また幼齢雪害倒伏木で倒伏が大きく、立ち直りの悪い個体は倒伏と反対方向の支持根が切断されている例が多いことが分った。このように支持根が切断しているような個体は、雪起しを行っても、その年に発生する根系の発育が悪く、雪起しを行った翌冬の積雪,降雪によって、再度倒伏する危険が大きく、雪起しを実施しても見込みがない場合が多く、雪起しの実施にあたり注意する必要があることを明らかにした。 以上の補完的調査ととも、59年度より実施した調査,研究の成果をとりまとめ、印刷,製本中である。
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