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ハウス内の果樹栽培における水消費機構の解明と水管理方式に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 59480073
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 農業土木
研究機関鳥取大学

研究代表者

野村 安治  鳥取大, 農学部, 教授 (90038183)

研究分担者 井上 光弘  鳥取大学, 農学部, 助手 (90032309)
山本 太平  鳥取大学, 農学部, 助教授 (00032102)
長谷川 紘一  鳥取大学, 農学部, 助教授 (10039331)
矢野 友久  鳥取大学, 農学部, 助教授 (80032085)
松田 昭美  鳥取大学, 農学部, 教授 (10032153)
研究期間 (年度) 1984 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
1986年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1985年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1984年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
キーワードハウス / グアバ果樹 / 耐寒性 / 水管理 / 二次元土壌水分減少法 / 葉面積指数 / 蒸発散量 / 点滴灌漑
研究概要

ハウス内の果樹として、グアバを供試果樹とし、水消費機構の解明と水管理方式に関する研究を行なった。3年間の研究成果は次のように要約される。1.ハウス栽培に関連した気象環境特性について、西日本の各気候区の特性を調査分類し、鳥取は日照時間、快晴日が少なく、年間の積算温度も少ないという気象特性を有することを明らかにした。
2.グアバ果樹の生育特性として、新芽および枝の伸長速度を調査するとともに、葉面積指数の種々の推定法を検討した。その結果、夏期には1週間に10cmも枝の伸長が観察された。また、枝の長さから葉面積を実用上精度よく推定できる方法を提案した。
3.グアバ果樹の耐寒性を調べるために、冬期に、ビニールやワラを用いて地上部と地下部を被覆し、温度環境と生育状況を観測した。その結果、耐寒限界温度は-7℃前後であり、無加温二重ビニールハウスの保温効果および透明地表マルチの地温上昇効果が果樹の生育に有効であることを指摘した。
4.排水収支型ライシメータを用いた水収支法、下方からの水分フラックスを考慮した土壌水分減少法によって、また、点滴区においては二次元土壌水分減少法によって、グアバの蒸発散量を推定した。その結果、黒ボク試験区では、夏期に10mm/日の蒸発散量を記録し、灌水量,土壌の保水性,葉面積指数と蒸発散量との相互関係を考究した。
5.西日本におけるグアバ栽培試験地と栽培農家の実態調査によって、生育管理および水管理等の資料収集と研究討議を行なった。その結果、葉を主体とするか、あるいは果実収量を主体とするかという栽培目的や栽培地域によって、水管理;栽培管理,仕立方式等を変更する必要があることを指摘した。また、地下水によるウォーターカーテン方式による保温効果が大きいことから、その有効性を確認した。

報告書

(1件)
  • 1986 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 井上光弘,野村安治,矢野友久: 鳥取大学農学部研究報告. 39. 76-84 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Mitsuhiro Inoue, Yasuji Nomura and Tomohisa Yano: "Study on the Soil Water Regime and Evapotranspiration from Guava in the Greenhouse Culture" the Bulletin of the Faculty of Agriculture, Tottori University. 39. 76-84 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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