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反すう動物におけるルーメン・バイパス蛋白質の栄養生理学的意義

研究課題

研究課題/領域番号 59480080
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 畜産化学
研究機関麻布大学

研究代表者

阿部 又信  麻布大, 獣医学部, 教授 (00120949)

研究分担者 入来 常徳  麻布大学, 獣医学部, 講師 (60151693)
研究期間 (年度) 1984 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
1986年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1985年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1984年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
キーワード反芻動物 / 牛 / ルーメン・バイパス / バイパス蛋白質 / バイパス・アミノ酸 / 第一胃内分解率 / 食道溝反射 / 窒素出納 / コーングルテンミール / 魚粉 / リジン / メチオニン / トリプトファン
研究概要

(1)代用乳600g/日または300g/日給与時の哺乳期仔牛に第一胃内蛋白質分解率(dg)の異なる2種類の濃厚飼料を不断給与して増体成績を比較した結果、4回の試験の全てにおいて代用乳600g/日では差が認められず、300g/日でも4回中2回は低dg飼料の方が良好であったが、2回は差がなかった。(2)CP9%の基礎飼料に尿素,またはコーングルテンミール(CGM)+北洋ミール(WFM)を適当量添加してCP水準(12〜16%)およびdgを調節し、3〜6ケ月齢仔牛に不断給与して増体成績を比較した結果、3回の試験のいずれにおいてもdgによる差は認められなかった。(3)CP15%の高および低dg飼料を成牛に給与して第一胃内性状と飼料消化率を比較した結果、両CP水準において低dgでは第一胃内【NH_3】濃度が低下したが、特に12%水準では低下が著しく、乾物消化率も有意に低下した。(4)CP17%でそれぞれ大豆粕,CGM,WFMを主要蛋白質源とする飼料を3ケ月齢仔牛3頭に割当てて【3^2】ラテン方格法でN出納を比較した結果、N保持率は大豆粕>CGM>WFMの順となり、尿・糞中N排泄量および血清尿素濃度から、CGMは消化吸収後のアミノ酸利用性に問題があり、一方WFMは小腸内消化性に問題のあることが示唆された。(5)離乳直後(1.5ケ月齢)の仔牛に大麦主体の基礎飼料(CP10.5%)を給与し、加えてカゼインを基礎飼料に添加した場合(SC区)の増体成績を、等N量のカゼインまたはCGMを食道溝経由でバイパス投与した場合(それぞれLC,LG区)と比較した結果、CP12%相当ではLC>LG>SC区の順となり、CP15%相当ではLC≒SC>LG区の順となった。(6)離乳直後の仔牛にCGM主体の基礎飼料(CP16.6%)を給与し、Lys,Met,Trpの混合物またはそれと等N量のGlyを食道溝経由バイパス投与してN出納を比較した結果、食道溝が有効に機能した2頭についてはアミノ酸混合物の投与によってN保持率が改善されたが、同反射が有効に機能しなかったと見られる2頭については差がなかった。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 入来常徳,中村裕子,小沢尚,八木岡清美,阿部又信: 日本畜産学会報.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 阿部又信,入来常徳,保田茂之,中本泰名,植野和郎: 日本畜産学会報.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 入来常徳 他: 日本畜産学会報.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 阿部又信 他: 日本畜産学会報.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 入来常徳 他: 日本畜産学会報.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 阿部又信 他: 日本畜産学会報.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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