研究課題/領域番号 |
59480127
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医化学一般
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
杉田 良樹 筑大, 基礎医学系, 教授 (90019539)
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研究分担者 |
阿部 喜代司 筑波大学, 医療技術短期大学部, 教授 (00014142)
木村 定雄 筑波大学, 基礎医学系, 構師 (40134225)
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研究期間 (年度) |
1984 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
1986年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1985年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1984年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
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キーワード | チトクローム【b_5】 / チトクローム【b_5】の遺伝子塩基配列 / タンパク質の蔵器特異性 |
研究概要 |
チトクローム【b_5】は肝ではミクロソーム結合型であるが赤血球では可溶性であり、二つの型は機能も異るが活性中心領域のアミノ酸配列は互に等しい。このタンパク質の蔵器特異性を分子構造、遺伝子構造および発現機構について明らかにするため、本研究では下記の3段階について研究を進めた。 1.チトクローム【b_5】のアミノ酸配列。ヒト、ブタおよび牛の赤血球型チトククローム【b_5】については全構造のアミノ酸配列を決定し、肝型については未決定であったN末端付近を決定した。肝型赤血球型とを比較するとどの種においてもN末端から96番目のアミノ酸残基まで作用族のヘムを含む領域のアミノ酸配列は全く等しい。赤血球の7番目のアミノ酸残基はC末端であるが肝型でこれに相当する97番目のアミノ酸残基とは異っていた。この2つの型は異るmRNAから合成されることが明らかとなったが遺伝子が異るのか単一遺伝子が異る部分と結合するのかを明らかにするため遺伝子の解析を行った。 2.ウサギ肝チトクローム【b_5】のcDNAの塩基配列、ウサギギ肝よりmRNAを精製し、それからcDNAライブラリーを作製した。上述のアミノ酸配列のTryを多く含む領域からコドンに相補的な15量体プローブとしてチトクローム【b_5】のcDNAを得た。全塩基配列を決定し、全長729塩基対でN末端の5側はすぐに翻訳開始コドンのATGであり、シグナルペプチドを持たないことが明らかとなった。 3.染色体遺伝子の解析。ウサギ肝cDNAをプローブとしてヒト染色体遺伝子ライブラリーからチトクローム【b_5】とハイブリダイズする遺伝子断片を2種類得た。現代配列解析中であるるがアミノ酸配列はウサギと90%以上等しいが、コドンの3番目の塩基はホモロジーは50%以下であった。僞遺伝子も考慮し全配列を決定中である。
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