研究課題/領域番号 |
59480435
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 大阪体育大学 |
研究代表者 |
井関 敏之 阪体大, 体育学部, 教授 (90046657)
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研究分担者 |
滝瀬 定文 大阪体育大学, 体育学部, 助教授 (30067251)
吉田 精二 大阪体育大学, 体育学部, 助教授 (30079181)
高塚 泰次郎 大阪体育大学, 体育学部, 教授 (40163216)
増原 光彦 大阪体育大学, 体育学部, 教授 (40067236)
横山 広之 大阪体育大学, 体育学部, 教授 (20067218)
TAKATSUKA Taijiro Osaka College of Physical Education
YOKOYAMA Hiroyuki Osaka College of Physical Education
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研究期間 (年度) |
1984 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
6,300千円 (直接経費: 6,300千円)
1986年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1985年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1984年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
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キーワード | スポーツ活動中の事故死 / 副腎皮質機能低下 / 運動負荷 / Valsalva操作 / Diving reflex内分泌反応の低反応と過剰反応 / ANP / Captopril / レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系 |
研究概要 |
1)学校生活の場における急性死の統計的考察と予防策:スポーツ活動中の事故死の場合 若年者では剖検上でも原因不明の急性心不全とに取り扱われている。大阪地区でも過去7年間に61例の急性死があった。解剖所見 生前の臨床検査成績 死亡診断書等の資料を出来るだけ集め検討した。生前の臨床検査で特発性心筋症や先天性心疾患などの病名のある者16例あり、課外活動や学校行事中の急死は皆無であるが、通学途中、教室内や体育授業中でも準備運動のような軽度な運動で急死しているのが特色である。また心臓手術歴のある者、養護学級での急性死が目立つ。 2)内因性事故死。予防策:(a)解剖を是非実施し、生前の臨床検査と対比する。(b)メディカル・チェックの重視(c)事故死の運動生理学的研究は全身的、包括的な研究が必要。(d)検査により病名の判明している生徒の取扱いでは医師と教師の綿密な連絡が必要。(e)救急処置を即座に活用出来る体制にしておくことが大切。 3)副腎皮質機能不全のあるアヂソン病に運動を負荷し、ACTH,Cortisol,Aldostesone,Adrenalinは低反応を,PRA.N-adは上昇をみた。 4)急性心不全の原因の一つに致死性不整脈が考えられている。Diving reflex,Valsalva操作で自律神経系にゆさぶりをかけ不整脈の出現した者に運動を負荷したときに、下垂体-副腎系が全く反応を示さない低反応と逆に過剰反応を示す者とを認めた。 5)CaptoprilによるA【II】産生阻害下で運動を負荷したが、Aldosteronは上昇せず、PRAは上昇した。 6)最近心臓も心房壁からANPというホルモンを分泌するので内分泌臓器として注目されている。ANPは100wまでの運動負荷では不変であるが、150w以上になると上昇する。本態性高血圧症や大動脈弁逆流症で著しく上昇した。 7)ニアミス2例の内分泌反応をみる機会があったが、著しい下垂体-副腎系の過剰反応を示すのを認めた。
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