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二重露出法によるハービッグ・ハロー天体の探査

研究課題

研究課題/領域番号 59540130
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 数学一般
研究機関統計数理研究所
国学院大学

研究代表者

小倉 勝男 (1985)  国学院大学, 文学部, 助教授 (30102099)

田辺 国士 (1984)  統計数理研究所

研究期間 (年度) 1984 – 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1984年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードハービッグ・ハロー天体 / T Tau型量 / 暗黒星雲 / 分子雲 / ボック・グロビュール / 星生成 / 高速ガス流 / シュミット観測 / 分光観測
研究概要

二重露出法によるハービッグ・ハロー(HH)天体探査用の乾板は、テスト観測時のものも含めてこれまでに12天域について合計16枚得られている。これらをルーペで視察することにより、L1641/M42に13個、NGC2264に2個、NGC1333/B5領域に7個、NGC1499に2個、NGC7822領域に1個、合計25個のHH天体候補が検出された。これらの天体の他に様々な方法(天体アトラスなど)で検出したHH天体候補も加えて低分散(一部高分散)スリット分光による確認観測を行った。使用した望遠鏡は3.9mイギリス・オーストラリア望遠鏡、ストロムロ山天文台1.9m望遠鏡(以上オーストラリア)、マウナケア山天文台2.2m望遠鏡(米国ハワイ州)である。その結果、合計51個の多きにのぼるHH天体を発見した。ちなみに、これまで知られていたHH天体は約95個である。発見天域(および数)はL1641/M42(11個)、NGC2264(7個)、NGC2023領域(5個)、Stock13領域(3個)、その他南天(14個)、NGC1499(2個)、NGC7822(2個)、NGC7000(2個)、その他北天(5個)である。この他にL1641/M42に約900個、NGC2264に約60個のHH天体候補を非常に深い直接写真乾板から検出してある。これらの発見の意義は、(1)HH天体のバラエティの範囲を明らかにしモデル作りに寄与すること、(2)星生成の現場をピンポイントすること、(3)誕生直後の恒星からのoutf lowの普遍性の評価、(4)分子雲の物理状態への影響の評価などにまとめられよう。
関連してのT Tau型輝線星の探査では、NGC2264、南天のボック・グロビュール、M17巨大分子雲などが観測され、それぞれ135量、6量(ただし、全て野星と考えられる)、71星(おそらく半数程度は野星)が検出された。

報告書

(1件)
  • 1985 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] K. Ogura: Publications of the Astronomical Society of Japan. 36. 139-148 (1984)

    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] K. Ogura and B. Hidayat: Publications of the Astronomical Society of Japan. 37. 537-543 (1985)

    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] M. Shinohara and K. Ogura: IAU Symposium No. 1158 Star Forming Regions. P62-64 (1987)

    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] K. Ogura: IAU Symposium No. 115, Star Forming Regions. P.341-343 (1987)

    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] D.F. Malin, K: Ogura and J.R. Walsh: Monthly Notices of the Royal Astronomical Society. 227. 361-372 (1987)

    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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