• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

日本産オオバコPlantago asiatica L.の種内分化の実験分類学的研

研究課題

研究課題/領域番号 59540438
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 植物形態・分類学
研究機関北海道大学

研究代表者

福永 典之  北海道大学, 理学部, 助教授 (30113616)

研究分担者 高田 泰弘  北海道大学, 理学部, 助手 (10163213)
佐々木 昭治  北海道大学, 理学部, 教授 (10000811)
研究期間 (年度) 1984 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1986年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1985年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1984年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードオオバコ / 種内分化 / 生態型 / ザイモグラム / 越冬様式の相違 / 休眠 / 物質分配
研究概要

オオバコPlantago asiatica L.について、低温・短日条件下で休眠状態に移行するタイプ-【I】と、休眠せずに生育を続けるタイプ-【II】の種内分化の程度およびそれぞれのタイプの生化学的指標を明らかにするため、各地で採取した種子からの実生個体を用いて、アイソザイムのザイモグラム、休眠状態移行過程における個体の地上部と地下部での物質分配を調査した。また、各タイプのオオバコの生理的属性を研究する目的で、培養細胞系の確立を試みた。調べた9種類の酵素活性のうち、ザイモグラム上解析が可能だったのは、スーパーオキシドデイスムターゼ(SOD),リンゴ酸脱水素酵素(MDH),マリツクエンザイム(ME)の3種であった。SODは日本各地の50地点のオオバコで同じザイモグラムを示した。MDH,MEは、種内分化とは関係なく各地のオオバコで多様なザイモグラムを示した。
タイプ-【I】のオオバコでは、休眠状態移行過程において、地上部から地下部へ可溶性タンパク質が移動、蓄積すると同時に地下部で含水量、DNA含量が著しく減少して、生理的休眠が進行していることが明らかとなった。また各タイプオオバコでの物質分配を解析した結果、各タイプのオオバコは栄養生長の過程において、すでに越冬様式の差異に応じた分配が進行していることが示唆された。
幼植物の下胚軸を植物ホルモン処理して、カルスへの脱分化、カルスから植物体への再分化を起こさせることができた。また、幼植物葉片からペクトリアーゼY-23,セルラーゼRSを用いて、プロトプラストを単離する方法を開発した。

報告書

(1件)
  • 1986 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Wada,M.;Fukunaga,N.and Sasaki,S.: Jap.J.Ecol.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Fukunaga,N.;Kawahara,H.;Takada,Y.and Sasaki,S.: Plant&Cell Physiol.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Wada,M., Fukunaga,N. and Sasaki,S.: "Zymograms of isozymes and materials partitioning between sub- and terresterenean parts of Plantago asiatica." Jap. J. Ecology.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Fukunaga,N., Kawahara,H., Takada,Y. and Sasaki,S.: "Cells culture of Plantago asiatica." Plant & Cell Physiology.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi