• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

口腔粘膜における薬剤透過性に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 59570843
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 外科・放射線系歯学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

榎本 昭二 (1986)  医科歯科大, 歯学部, 教授 (40013940)

岩佐 俊明 (1984-1985)  東京医科歯科大学, 歯学部, 助手

研究分担者 堀越 勝  東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (00014283)
研究期間 (年度) 1984 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1986年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1985年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1984年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード口腔粘膜 / 薬剤透過性 / オートラジオグラフィー / クロマトグラフィー / イオン導入 / オーラルマイクロスコープ
研究概要

1.口腔粘膜各部における薬剤透過性についての検索ラットの口腔粘膜各部(舌,頬,口蓋および口底部)に、ラジオアイソトープでラベルした口腔用軟膏(トリチウム・トリアムシノロンCMC軟膏)を塗布し、Invirvにおける薬剤の滞溜および浸透状態をオートラジオグラフィーにより観察した。その結果、舌,頬,口蓋および口底部の粘膜各部位において薬剤の透過性に差異のあることが判明した。また、経時的には30〜60分の間に徐々に上皮層から下層の粘膜下層、筋層へと薬剤が移行していく状態が観察された。
2.口腔粘膜(舌組識)内における薬剤の濃度の推移についての検索ラットの舌にトリアムシノロン含有のフィルムを圧着させ15,30,60および120分後における各々の舌組織内のトリアムシノロンアセトニドの量をクロマトグラフィーで定量した。その結果、フィルム直下の上皮層のトリアムシノロンの量は経時的にほぼ直線的に増加していることが分かった。又、フィルム周辺におけるトリアムシノロンの量は少なく、貼布周囲の上皮内には薬剤はあまり拡散していないように考えられた。
3.病的な口腔粘膜に対してのイオン導入を用いた治療法についての検討ヒトロ腔粘膜疾患である扁平苔癬、白板症、扁平上皮癌などに対してイオン導入を行った。扁平苔癬にはデカドロンを使用したところ、発赤や疼痛の改善が見られた。白板症に対してはブレオマイシンを使用し、白斑の強いものにはエトレチネイトも応用したところ、白斑が減少したものもみられたが、根本的治療には至らなかった。癌に対しての効果は期待できなかった。
4.オーラルマイクロスコープによる口腔粘膜の観察の試みを行ったが、鏡像の鮮明度および観察される組織の深度、生体染色の方法等改良すべき点が多いように考えられた。

報告書

(1件)
  • 1986 研究成果報告書概要

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi