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自動個体識別装置を用いた霊長類の集団学習過程の分析方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 59810003
研究種目

試験研究

配分区分補助金
研究分野 心理学
研究機関京都大学

研究代表者

浅野 俊夫  京大, 霊長類研究所, 助教授 (30027487)

研究期間 (年度) 1984 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
1986年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1985年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1984年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワードニホンザル集団 / 固形飼料給餌装置 / 自動個体識別装置 / MSX用インタフェースボード / 自動個体識別 / 集団場面 / 学習 / 無停電型コンピューターシステム / データ転送 / MSX用インタフェース
研究概要

1。本年度は、試験研究の最終年度に当たるので、59・60年度に開発した装置類をニホンザルの小集団のケージに据え付け、改良と調整を行った。
2。まず、自動給餌装置の改良・調整を行った。給餌窓の大きさがおおき過ぎると一度に二つの固形飼料を取られてしまうことが分かったので、窓の大きさを調整した。また、固形飼料の自重のみに頼ると補給路がつまり、呈示窓に餌が落ちて行かないことが分かったので、偏心モーターによる振動を与える機構を付加し、落下を促すようにした。さらに、呈示窓部への手の出し入れは光ビームで検出し、一度手を放してもすぐに戻したときは、うまく餌が取れなかった時なので、手を離してから一定時間経過した時にのみ、呈示窓のシャッターが閉じるように改良した。
3。自動個体識別装置は、センサー部には問題が無いが、サルにつける首輪の開発が難しく一応の試作には成功しているが、まだ完成に至らず、実際の実験に使いながら最終調整中である。首輪側には発信機を置かず、首輪に巻いたコイルの時定数を餌場に設定した磁場への影響で検出するという基本原理は期待どおりの成功を納めたが、コイルの巻いてある首輪をサルに脱着する機構が難しく、現試作品は一度着けたら外せない構造になっている。これでも十分に当初の目的には、かなっているが用途が限られるので改良が必要である。
4。実験制御用に開発したMSXコンピュータ・システムは、すでに学内外で使用されており、インターフェース・ボードのプリント基板も数度の改訂を経て、完成品がいつでも入手出来る態勢が確立されている。ソフトウェアはBASIC言語を採用したので、誰でも容易に実験用プログラムを書くことが出来る。

報告書

(2件)
  • 1986 研究成果報告書概要
  • 1985 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Yamamoto,Junichi: Behavioural Processes. (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 武田庄平: 霊長類研究. 2(2). 146 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Yamamoto, Junichi: "Temporal pattern of exploratory behavior during 24-hour sessions in a Japanese monkey(Macaca fuscata) Troop." Behavioural Processes. IN PRESS (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Shohei, Takeda: "Facilitation and interindividual influence of curiosity behaviour in a captive group of Japanese Monkeys (1) normative situation." Primate Research. 2(2). 146 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 第45回日本動物心理学会大会発表. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] 第4回日本基礎心理学会大会発表. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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