研究課題/領域番号 |
59850039
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
機械力学・制御工学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
岡 宏一 (1985-1986) 東大, 生産技術研究所, 助手 (10160649)
樋口 俊郎 (1984) 東京大学, 生産技術研究所, 助教授
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研究分担者 |
水野 毅 職業訓練大学校, 講師 (20134645)
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研究期間 (年度) |
1984 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
15,000千円 (直接経費: 15,000千円)
1986年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1985年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
1984年度: 9,700千円 (直接経費: 9,700千円)
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キーワード | 磁気軸受 / つり合い試験機 / 回転体のつり合わせ / 不つり合い / 磁気浮上 |
研究概要 |
本研究では、試験回転体の支持機構および木つり合いの測定機構として磁気軸受を用いたつり合い試験機の実現性,実用性を評価することを目的として研究を実施し、つぎのような成果を得た。 (1)工作機械用スピンドルとして試作した5自由度制御形磁気軸受装置を縦形一面つり合い試験機として用い、不つり合い補償を行っている(不つり合い力を軸受の電磁石の吸引力によって打ち消している)ときの電磁石の励磁電流の変動分から、不つり合いの位置および大きさを求めるという不つり合いの検出方法によって、実際に不つり合いの検出ができることを確認した。 (2)二面つり合わせの実験を行うためのつり合い試験機の設計,試作を行った。試作した装置は、一対の磁気軸受ユニット,駆動部、それらを固定するベッドおよび磁気軸受ユニットに付随する制御回路部からできている。 (3)軸径,長さなどの異なる種々の形状の回転体を非接触支持し、不つり合いの検出実験を行うことができる汎用形のつり合い試験機の開発を行った。この装置では、(2)で試作した装置において一体化されていたラジアル電磁石の磁極面を分割し、軸受面の位置を支持する回転体の軸径に応じて調整することができる構造となっている。このような構造の磁気軸受を開発することによって、考案した方式によるつり合い試験機の汎用性を向上させ、実用化の可能性を高めた。 今後は、(1)考案したつり合い試験機の不つり合い検出感度を実験的に評価する。(2)考案した方式によるつり合い試験機の検出感度を向上させるための技術を開発する。(3)つり合わせ工程の自動化を行う。などの点について研究を実施する予定である。
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