• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ビーム・スキャン型レーザ・ドップラ法による流速場の多点同時連続計測システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 59850088
研究種目

試験研究

配分区分補助金
研究分野 水工学
研究機関東京工業大学

研究代表者

日野 幹雄  東京工業大学, 工, 教授 (30016323)

研究期間 (年度) 1984 – 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
15,200千円 (直接経費: 15,200千円)
1985年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1984年度: 13,500千円 (直接経費: 13,500千円)
キーワードレーザー流速計 / ビームスキャン型LDV / カルマン渦列 / 振動流境界層 / 渦輪 / 流速計測 / 流れの可視化
研究概要

1.目的:流れの場の計測は、従来、流れの中の固定した一点ないしは数点で連読的に流速変化を記録する、いわゆるオイラー型の計測が行われてきた。熱線流速計やレーザー流速計がこれに当る。これに対し、近年種々の流れの可視化技法が開発されている。前者は定量的で緻密な測定が特徴であり、後者は流れの場の全体的把握に優れている。
本研究は、2つのタイプの流速測定法の長所を合わせた計測装置として、ビーム・スキャン型レーザー流速計を開発し、その性能を確認することを目的としている。
2.内容:レーザー流速計は非接触型(非プローブ挿入型)流速計として最近開発された新計測法である。本研究では、2本に分光されたレーザー光の交叉焦点を回転ポリゴン・ミラーにより流れの場を高速でスキャンさせ、流れに直角な一直線上の流速を(流れの場が流下することにより実質的には平面上の流速を)ほぼ連続的に計測しようとするものである。中央処理系には、受光系であるフォトマルからの瞬間流速信号と、その時点でのミラー駆動系からのレーザー焦点位置の信号が同時に入力され、処理をしつつ結果が記憶系にストアーされる。本装置の最大スキャン速度は5.8m/s、スキャン幅は7〜10cmであり、充分な実用性を持っている。
3.結果:本装置の性能を確認するために、典型的な非定常流れの場である、【◯!1】カルマン渦列、【◯!2】振動流境界層、【◯!3】渦輪について実験を行い、流れの可視化計測の結果とも比較した。その結果、本装置が充分な実用性を持つことが示された。
本研究で開発したビーム・スキャン型レーザー流速計は、非定常な流れの場や乱流の組織的渦構造の計測など繰り返しのきかない流れの解明に貢献すると思われる。

報告書

(1件)
  • 1985 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (11件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (11件)

  • [文献書誌] 水理講演会論文集29回. (1985)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 水理講演会論文集30回. (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 乱流シンポジウム17回. (1985)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 流れの計測と可視化大阪ジョイント講演会. (1985)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 流れの動的計測シンポジウム論文集2回. (1985)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Proc. the Japanese Conf. on Hydraulics. 29th. (1985)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Proc. the Japanese Conf. on Hydraulics. 30th. (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Proc. Sympo. on Turbulence Research. 17th. (1985)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Proc. Osaka Sympo. on Flow Measurements. (1985)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Proc. Sympo. on Dynamic Flow Measurements. 2nd. (1985)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Proc. Asian Congress of Fluid Mechanics. 3rd. (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi