研究課題/領域番号 |
59850089
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
水工学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
岡 太郎 京都大学, 防災研, 助教授 (90027243)
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研究期間 (年度) |
1984 – 1985
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研究課題ステータス |
完了 (1985年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1985年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1984年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 雨量計 / 水位計 / CMOS / RAM / EPROM / エンコーダ / コンピュータ・インターフェイス |
研究概要 |
河川計画・水資源計画において、雨量・河川水位(流量)などの水文観測が重要であることはいうまでもない。本研究では、近年急速に進歩した電子技術を応用して、商用電源が得られない丘陵地域などにおいても高精度・長期間の観測が可能なメモリ式-雨量計・水位計を試作するとともに、コンピュータ用インターフェイス及びデータ処理プログラムを開発した。 1.計測・記憶装置・インターフェイスの試作 (1)雨量計用計測記憶装置:初年度に雨量0.5mm毎のパルス発生時刻を測定するとともに、それを分単位で記憶する装置を試作した。今年度は装置の集約化・小型化を行い、現地設置の簡便化を計った。 (2)水位計用計測記憶装置:初年度に、プーリ・ロータリエンコーダを用いて、水位変動を数値データに変換した後、一定時間間隔で記憶する装置(1号機)を試作した。1号機にはCMOS RAMを用いたが消費電力がかなり多く有効期間が短かったので、今年度は消費電力を節滅するために記憶素子にEPROMを用いるとともに書込み時のみに通電する方式を採用して長期間の連続観測が可能な装置を試作した。 (3)インターフェイス:記憶部よりデータを取出すとともにRS232C手順でマイクロコンピュータへデータを送出する雨量・水位用インターフェイスを改良・試作した。 2.データ処理プログラムの開発 雨量・水位データをメモリーよりインターフェイスを介してマイクロコンピュータに取出すとともにファイルに格納する基本プログラム及びこの原始データを有意な物理量に変換するプログラムを作成した。 3.現地試験 これらの計器を試験流域に設置して、自然条件下での安定動作と耐久性について試験を行った。これまでのところ、温度・湿度による障害は発生していない。
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