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溶接部材のマイクロパターン自動計測装置の開発

研究課題

研究課題/領域番号 59850120
研究種目

試験研究

配分区分補助金
研究分野 溶接工学
研究機関東北大学

研究代表者

島田 平八  東北大学, 工, 教授 (90005174)

研究期間 (年度) 1984 – 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
1985年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1984年度: 5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
キーワードマイクロパターン / 画像自動計測装置 / 異材溶接継手 / 変形拘束
研究概要

本研究の目的である「座標格子法」を溶接部材に応用するための、マイクロパターン自動計測装置は、初期の計画通り完成させることが出来た。交付申請書に基づき、その経過及実績を述べれば以下のようである。マイクロパターン自動計測装置の主要ハード部分およびコントロールソフトウェアを含むシステム全体は、昭和59年度中に完成させている。昭和60年度は、まず座標格子法にもとづくひずみ解析とひずみ分布のグラフィックのためのソフトウェアを開発している。これにより、当初予定していたマイクロパターン自動計測システムを完成させることが出来た。引続いて、開発したシステムにより、異材溶接継手部の高温変形の解析を試みたが、座標格子法のためのマイクロパターンに当初予想していなかった欠点のあることが判明した。従来マイクロパターンとしては、2つの直線が直行するモアレ法のためのパターンを用いていたが、このパターンであると測定精度は当初の目標(±1μm)は達成できるものの、測定時間が長くデータ処理の迅速化という点で不完全であることがわかった。そこで、データ処理の迅速化を達成させかつ測定精度もさらに向上させるため、直径5μmの微小円形ドットの規則的配列から成る新しいマイクロパターンを試作している。
以上のマイクロパターンおよび自動計測システムにより、HK鋼、インコネルおよびCr-Mo鋼から成る異材溶接継手部の高温クリープ変形を測定した結果、幾つかの新しい知見を得ることが出来た。とくに、クリープき裂発生との関連において興味あることは、クリープき裂の発生個所が変形拘束の大きい見掛け上変形の小さい個所と一致することである。このことは、変形の小さい個所では拘束応力が著しく上昇することを意味しており、異材継手の安全性確保の上で重要な知見である。

報告書

(1件)
  • 1985 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] K.コウソク非破壊検査.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] K.コウソク非破壊検査. EXPERIMENTAL MECHANICS.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Japan Journal of NDI.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Japan Journal of NDI. Experimental Mechanics (U.S.A).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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