研究課題/領域番号 |
59850137
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
有機工業化学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
安藤 亘 筑波大学, 化, 教授 (30008429)
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研究期間 (年度) |
1984 – 1985
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研究課題ステータス |
完了 (1985年度)
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配分額 *注記 |
9,000千円 (直接経費: 9,000千円)
1985年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1984年度: 7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
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キーワード | 光導電性材料 / 有機材料 / 光劣化 / ピラゾリン / ヒドラゾン / 一重項酸化 / 光酸化 |
研究概要 |
本研究においては、ピラゾリン及びヒドラゾン誘導体の電子写真複写機用の電荷輸送剤としての化学的、物理的挙動を解明した。下図の様な種々のピラゾリン,ヒドラゾン誘導体を合成し、それらの酸化電位,UV及び蛍光スペクトルを測定し、構造との関連を検討した。光劣化において実際上問題となる活性酸素種として一重項酸素やオゾンとの反応を詳細に検討した。酸化電位の低い化合物が一重項酸素のよい消光剤であることも合わせて判った。電荷輸送剤としての能力を担当するカチオンラジカル種を安定に単離することに成功し、カチオンラジカル種の安定性に及ぼす要因を検討した。又、スーパーオキシドイオンとの反応において逆電子移動と酸化反応が競争的に起こることを明らかにした。
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