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生物活性を有する共役ポリエン化合物の高立体選択的合成

研究課題

研究課題/領域番号 59850144
研究種目

試験研究

配分区分補助金
研究分野 合成化学
研究機関岡山大学

研究代表者

武田 晃  岡山大学, 工, 教授 (30032907)

研究期間 (年度) 1984 – 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
8,100千円 (直接経費: 8,100千円)
1985年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1984年度: 6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
キーワードポリエン酸 / 高立体選択的合成 / いもち病防除剤 / 殺虫剤
研究概要

1.稲いもち病菌発芽抑制物質の合成……米を主食とする我が国にとって稲いもち病の防除は重要な課題の一つである。本研究では、59年度に稲いもち病菌発芽抑制物質であるジモルフェコリン酸のメチルエステル【1!〜】、およびその類縁体【2!〜】,【3!〜】の簡便な合成法を開発することができた。60年度は入手容易なオレイン酸を出発物質に用いてコリオリン酸t-ブチル(【4!〜】)および化合物【5!〜】の合成を行った。民官企業に依託してこれらの化合物のいもち病菌に対する活性を調べたところ、いずれも活性を示さなかった。活性の発現にはエステルを加水分解してカルボン酸にすることが必要と思われる。
2.白あり道しるべフェロモン〔(3Z,6Z,8E)-3,6,8-ドデカトリエン-1-オール〕は合成できなかったものの、その研究途上において2,4-ジエン酸エステルをベンゼン中、二酸化セレンで酸化すると、一挙にフランおよびセレノフェン誘導体が得られる新反応を見い出した。このような温和な条件下でのジエンからのフランの合成例は今までに報告されておらず、学問的に極めて興味深い。
3.オクタデカポリエンカルボン酸の合成……上記(1)で合成した【1!〜】〜【5!〜】の化合物についてショウジョウバエに対する殺虫試験を行なったところ、弱い殺虫性を示したのみで、殺虫剤として実用に供されるほどのものは得られなかった。

報告書

(1件)
  • 1985 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] 日本化学会第50春季年会講演要旨集. 【II】-866. (1985)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 第3回有機合成指向有機金属化学国際会議. 【II】-02. (1985)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 第30回国際純正応用化学連合総会要旨集. (1985)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Bull.Chem.Soc.Jpn.59-6or7. (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Abstracts of 50th Annual Meeting of Chemical Society of Japan. II-866. (1985)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Third IUPAC Symposium on Organometallic Chemistry Directed Toward Organic Synthesis. II-02. (1985)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Abstracts of 30th Congress of IUPAC. (1985)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Bulletin of the Chemical Society of Japan. (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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