研究課題/領域番号 |
59860002
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
作物
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研究機関 | 石川県農業短期大学 |
研究代表者 |
中村 喜彰 石川県農短, その他, 教授 (50070842)
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研究分担者 |
渋沢 栄 石川県農業短期大学, 農業工学科, 助手 (50149465)
村瀬 治比古 石川県農業短期大学, 農業工学科, 助教授 (20137243)
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研究期間 (年度) |
1984 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1986年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1985年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1984年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 湛水土壌中直播栽培 / 湛水土壌中直播機 / 水田土壌硬度計 / カルパーコーテイング籾 / 稈長密度 / 播種密度 / 穂肥 / 葉緑素計 / カルパー / 有効茎歩合 / 穂長 / 1穂籾数 / 第2葉 / 第2節間長 |
研究概要 |
水稲栽培の省力と安定した多収化を実現するため、湛水土壌中直播栽培について、3年間研究を行なった。内容は、湛水土壌中直播栽培に必要な播種機や測定器具の開発から、多収を計るための栽培技術の確立、新しいタイプの肥料の開発と使用法に至るまでの広い範囲に及んだ。 これらの研究で得られた、主な成果を簡単に列記すると下記のようになる。 1 播種条間が15cmおよび、20cmの多収用狭条間直播機の開発 2 代かきした水田の土壌の硬さを測定する水田土壌硬度計の開発 3 単位面積当りの多収を前提にした必要苗立数および播種量の決定 4 土地生産性を高める、播種条間および株間と、1か所当り播種粒数の関係を明らかにする。 5 従来の施肥法、側条施肥法および遅効性肥料の全層施肥法が、湛水土壌中直播水稲の生育に及ぼす効果について確認。 6 水田の湛水深の深浅と単位面積当り穂数の増減の関係を解明。 7 水稲の葉色の濃淡と有効茎歩合の関係および稈長の長短の関係を数式化した。 8 1穂着粒数と第2葉身長および第2節間長の関係を明らかにした。 9 中間追肥および穂肥の施用時期と、1穂着粒数や単位面積当り有効茎数の増減の関係を明らかにした。 10 葉緑素計を使用した肥培管理法について、目標収量に応じた管理基準を定めた。 11 多収栽培を実践する目標として、稈長密度(単位=m/【m^2】)の概念を新しく導入した。
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