研究課題/領域番号 |
59870033
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
春見 建一 (1985) 昭和大学, 医, 教授 (00102335)
春見 健一 昭和大学, 医学部, 教授
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研究期間 (年度) |
1984 – 1985
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研究課題ステータス |
完了 (1985年度)
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配分額 *注記 |
7,200千円 (直接経費: 7,200千円)
1985年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1984年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
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キーワード | 心筋興奮性 / Train刺激 / dip現象 / 心室細動閾値 / 抗不整脈剤 |
研究概要 |
本研究の目的はStrength【I】nterval曲線を示標とする心筋興奮性と50Hrz trainによる細動発生閾値の組合せによる抗不整脈剤の分類をしようとするものである。 1.抗不整脈剤の薬効分類に使用するパラメータは次の如くである。陽極刺激によるStrength-【I】ntervap曲線より、(1)dip現象、(2)Supernormal phase、(3)拡張終期閾値、(4)不応期の長さ、(5)連結期短縮による拡張期閾値の変動の有無、特に上昇、(6)1.8秒迄の50Hrz trainによる細動閾値の変動特に上昇である。 2.諸パラメータによる抗不整脈剤分類の一試案は下記の如くである。(a)不応期延長(b)拡張期閾値上昇(c)dip.Supernormal消失(d)細動閾値上昇 A + - - - B + - - + C + + - + D + - + + E + + + + 血清K上昇は、不応期短縮、dip消失、拡張期閾値下降、細動閾値上昇に働く。 3.上述の分類の例をあげると、ベラパミルはA、プロカインアミドはB、リドカインはE群に属すると考えられる。 4.心室細動閾値上昇には、上表からも明らかな如く、幾つかのパラメータが作用している可能性がある。 5.以上の如く、活動電位からの薬効分類からではなく、全心臓を用いたより臨床に近い抗不整脈剤の分類を可能にしたと考える。
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