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先天性心疾患術後重症心不全の治療を目的とした小児用補助人工心臓の開発

研究課題

研究課題/領域番号 59870047
研究種目

試験研究

配分区分補助金
研究分野 胸部外科学
研究機関国立循環器病センター

研究代表者

中谷 武嗣 (1985)  国立循環器病センター, その他, 研究員 (60155752)

妙中 義之 (1984)  国立循環器病センター, 研究員

研究期間 (年度) 1984 – 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
1985年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1984年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
キーワード補助人工心臓 / 先天性心疾患 / 術後重症心不全 / 小児用補助心臓
研究概要

当センターにおける小児開心術症例の検討より、約8年間に14例の補助循環施行例があったが、生存例は2例とその成績は不良であった。死亡例を検討すると今回開発を進めている小児用補助人工心臓(VAD)を適用すれば、救命の可能性があったと考えられ、特にFontan術後やSeptationによるものに多くみられた。
動物実験においてFontan術後モデルとして左心側にVADを装着し、自己心を心室細動にしたところ肺血管抵抗が高くなければ全心及び肺循環を1つのVADのみで1月間維持できることを確認した。
昭和60年2月に我々が経験した小児用VADの臨床例においては、その循環維持効果が強力であることが確認された。患児はVAD離脱、日後呼吸不全にて死亡したが、適用を早く行なえば、救命の可能性はあったと考えられた。
昨年より検討を行ない現在臨床応用可能な血液ポンプ(1回拍出量20ml、流入出口に21mmのBjork-Shiley弁使用)及びConduit(内径6および8mm)では、体重7-8kg以上あれば使用可能と考えられた。以上の結果VADの使用を含めた重症心不全に対する治療体系を作成し、今後適用症例があれば、遅滞なく臨床応用を行なっていくこととした。 現在使用中の血液ポンプにおいては、弁の逆流が多いことが問題であり現在利用できるより口径の小さな弁(19mm)が使用可能なように改良を進めている。

報告書

(1件)
  • 1985 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 人工臓器. 16. (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Trans Am Soc Artif Intern Organs. 30 : 155. (1984)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Jpn J Med Instrumentation. 54(Suppl):40. (1984)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Jpn J Artif Organs. 15. (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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