• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

H⌒,F∇複合型マイクロトランジスタセンサーによるう蝕誘発性歯垢測定器の開発

研究課題

研究課題/領域番号 59870067
研究種目

試験研究

配分区分補助金
研究分野 小児・社会系歯学
研究機関東北大学

研究代表者

神山 紀久男  東北大学, 歯, 教授 (20013881)

研究期間 (年度) 1984 – 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
11,400千円 (直接経費: 11,400千円)
1985年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1984年度: 8,500千円 (直接経費: 8,500千円)
キーワードF-ISFET / pH-ISFET / トランジスタ電極 / 歯垢 / う蝕誘発性 / 電極内臓法
研究概要

各歯面におけるう蝕活動性をより正確に評価する目的で、【H^+】,【F^-】マイクロトランジスタセンサーを用いて研究を行った。
1.Fセンサー(F-ISFET)の試作と特性
pH-ISFETの製作技術を応用し、F-ISFETの試作を行った。これは、ISFET最外層のイオン感応層を、フッ素イオンと可逆的に反応するフッ化ランタンの薄膜としたものである。in vitro での特性を調べた結果、【10^(-4)】M以上の濃度では直線的な応答を示し、感度も60mV/pFと従来のフッ素電極に匹敵する特性を示したが、低濃度での感度の低下、選択性など改良すべき点が残された。
2.F洗口後の口腔内Fイオン濃度の測定
歯垢の付着していないFセンサーをつけた装置を用いて、F洗口後の口腔内Fイオン濃度の変化をin vivoで測定した。100ppmF標準液で1分間洗口後の口腔内Fイオン濃度は10ppm以上であったが、15〜20分後には1ppm以下となった。このように、口腔内でのFイオン濃度の変化を連続的に記録することができた。この方法は歯垢中Fイオン濃度の測定にも応用可能と思われた。
3.小児と成人における歯垢内酸産生の違い。
歯垢pHの測定は、pH-ISFETを内臓した「歯垢下pH測定装置」により行った。その結果、乳糖及庶糖滴下後のpH変化は、成人間、小児間、成人小児間で差があり、個体差のあることが明らかになった。また、歯垢のagingによっても差が認められた。このことから、歯垢の違いによって酸産生能に違いのあることが示唆された。
2年間の研究で「う蝕誘発性歯垢測定器」の開発までは致らなかったが、歯垢中【H^+】,【F^-】イオン測定法の基礎造りはなされたと考える。

報告書

(1件)
  • 1985 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 小児歯科学雑誌. 22-4. (1984)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 小児歯科学雑誌. 23-3.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 小児歯科学雑誌. 23-3. Journal of Dental Research.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] The Japanese Journal of Pedodontics. 22-4. (1984)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] The Japanese Journal of Pedodontics. 23-3. (1985)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] The Journal of Dental Research. (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi