研究課題/領域番号 |
59870068
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
化学系薬学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
池川 信夫 東京工大, 理学部, 教授 (50016119)
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研究分担者 |
藤本 善徳 東京工業大学, 理学部, 助手 (50173472)
MORISAKI Masuo Faculty of Science , Tokyo Institute of Technology
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研究期間 (年度) |
1984 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
6,100千円 (直接経費: 6,100千円)
1986年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1985年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1984年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
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キーワード | ステロール側鎖切断 / 代謝阻害剤 / 微生物変換 / コレステロール / シトステロール / ステロール代謝 |
研究概要 |
1。59年度および60年度に合成したC-24-カルボン酸のアナログのステロイドについて、Mycobacterium sp.NRRL3805にてコレステロールおよびシトステロールを種々の条件(添加量、添加のタイミング、培地組成等)にて培養したが、培養生成物のGLC分折において、ごく微量のC-22-アルコール体を含む2-3の側鎖が一部切断されたと考えられる生成物がみられるだけで(今田幸男、新田一誠、発酵と工業、38、1117(1980)参照)、目的とするC-24-カルボン酸を蓄積することは出来なかった。この結果は、本側鎖切断反応の最初のステップ、即ち、C-26-水酸化がフィードバック的に抑えられるためと考えられる。 これらの化合物の本反応における阻害のステップを明らかにするために無細胞系での実験を行っている。 2。本反応のメカニズムを更にくわしく調べるために、C-25位の立体化学のはっきりしたステロイドC-26-カルボン酸類を合成した。これらの立体配置の決まった基質を上記Mycobaterium spから調製した無細胞系でインキュベインションしたところ、25位の立体化学は区別されることなく(1),(2)共にC-24カルボン酸に変換された。また、シトステロール型側鎖のカルボン酸(3),(4)は、25R体(3)がより良い収率でC-24カルボン酸を与えた。
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