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固相法によるオリゴヌクレオチドブロックの合成研究

研究課題

研究課題/領域番号 59870069
研究種目

試験研究

配分区分補助金
研究分野 化学系薬学
研究機関大阪大学

研究代表者

池原 森男  大阪大学, 薬, 教授 (10028821)

研究期間 (年度) 1984 – 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1985年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1984年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
キーワードトリエステル法 / 固相法 / アニシド結合 / キャッピング反応 / 亜硝酸イソアミル
研究概要

1.ヌクレオチド樹脂の合成
ヌクレオチド3′リン酸基と樹脂との結合には中性条件下で亜硝酸イソアミルで除去できるアニシド結合でつなぐことを行った。そのために4-アミノフェニル酢酸のトリクロロエチルエステル体を5′-ジメトキシトリチルチミジン-3′-オルトクロロフェニルリン酸と縮合し、得られたエステル体を1%ジビニルベンゼン架橋ポリスチレンに結合した。樹脂に結合したヌクレオチド量は、樹脂1g当り97μモルであった。この樹脂をピリジン-酢酸中亜硝酸イソアミルと反応した所、室温3時間で定量的に、5′ジメトキシトリチルチミジン-3′-オルトクロロフェニルリン酸が遊離した。
2.キャッピング反応の条件検討
上記で合成した樹脂を用い、固相ホスホトリエステル法でオリゴヌクレオチド(AAAT)の合成を行った。しかし縮合収率は16〜70%と良くなかった。この原因はジメチルアミノピンジン存在下、アセチル化の反応の際に、アニシド基のチっ素にアセチル化が起こり、P-N結合が切断した事が判った。しかし、ジメチルアミノピンジンを加えなければ、チッ素へのアセチル化は起こらずP-N結合は安定であることが判った。従ってジメチルアミノピリジンを加えずアセチル化反応を行う検討をした。その結果、4モル濃度の無水酢酸を用いると室温1時間で5′水酸基のキャッピングが完結することが判った。
3.オリゴヌクレオチドの合成
上記ヌクレオチド樹脂及びキャッピング反応を用い、固相ホスホトリエステル法でヘキサヌクレオチド(【T_6】)及びドデカヌクレオチド(CTATGTATCCCT)を合成した。3′末端リン酸のオルトクロロフェニル基を除き脱保護し、逆相シリカゲル高速液体クロマトグラフィーで3′リン酸のみ保護されたヘキサマー及びドデカマーを単離した。

報告書

(1件)
  • 1985 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Chem.Pharm.Bull.32-1. (1984)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Chem.Pharm.Bull.33-5. (1985)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Chem.Pharm.Bull.33-10. (1985)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Chem. Pharm. Bull.vol. 32 No. 1. (1984)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Chem. Pharm. Bull.vol. 33 No. 5. (1985)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Chem. Pharm. Bull.vol. 33 No. 10. (1985)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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