研究課題/領域番号 |
59880017
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
原子力学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
下村 義治 広島大, 工学部, 教授 (40033831)
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研究分担者 |
吉田 博行 京都大学, 原子炉実験所, 助教授 (00027442)
吉田 直亮 九州大学, 応用力学研究所, 教授 (00127317)
桐谷 道雄 北海道大学, 工学部, 教授 (70033826)
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研究期間 (年度) |
1984 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
13,400千円 (直接経費: 13,400千円)
1986年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1985年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1984年度: 10,600千円 (直接経費: 10,600千円)
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キーワード | 極低温電子顕微鏡ホルダー / クライオ・トランスファー観察 / 核融合中性子照射 / 変位カスケード損傷 / 回転ターゲット中性子源 / 核分裂中性子照射 / 重イオン照射 / 中性子照射損傷発達過程 / 極低温電子顕微鏡 |
研究概要 |
前年度迄に開発製作した極低温中性子照射した金属試料の電子顕微鏡用の4.2Kクライオ・トランスファー・ホルダーを改良して現在9K迄試料装填部の温度を下げる事に成功し4.2Kに今一歩に迫る性能向上をはたした。更に本年度はこのホルダーの先端試料部にクライオ・トランスファー時に取り付ける真空チェンバーの製作を完了した。これらホルダーおよび真空チェンバーを装備して中性子照射済の試料を中性子極低温照射用クライオスタットからホルダーに極低温にて移し変えてクライオ・トランスファー・チェンバーで真空引きしたままのせて電子顕微鏡試料室まで移動するための車およびそれに関連する装置も完成した。回転ターゲット核融合中性子源(RTNS-【II】)にて照射のための装置を総て開発完了後,日米科学技術協力事業(核融合)の実験の実施のため本試験研究にて開発した装置は昭和61年4月米国ローレンス・リバモア国立研究所に送り昭和61年6月及び昭和62年1月の二度にわたり本研究代表者らが派遣されて極低温核融合中性子照射した金属試料の極低温クライオ・トランスファー電子顕微鏡観察法による中性子照射損傷の基本単位である変位カスケード損傷欠陥の形成直後の観察に成功して、損傷過程の基礎過程の解明に大きく寄与した。核分裂中性子による極低温照射した試料のクライオ・トランスファーのための試料クライオ移送室の開発も考え方の点ではほぼ終了しているが、一部装置の製作を経費不足の点で残している。現在米国より送り返されているクライオ・トランスファー装置の日本への致着を待って残りの装置の製作を完了して京都大学原子炉実験所にて核分裂中性子照射実験をスタートする予定である。また重イオンによる低温照射した電子顕微鏡試料の極低温クライオ・トランスファー電子顕微鏡観察可能な照射試料室も今後製作して変位カスケード損傷過程の研究を行うよう続いて計画している。
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