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日本人前立腺癌の特性

研究課題

研究課題/領域番号 60010013
研究種目

がん特別研究

配分区分補助金
研究機関千葉大学

研究代表者

島崎 淳  千葉大学, 医, 教授 (10008229)

研究期間 (年度) 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
15,900千円 (直接経費: 15,900千円)
1985年度: 15,900千円 (直接経費: 15,900千円)
キーワード前立腺癌 / アンドロゲン依存癌 / 内分泌療法
研究概要

1前立腺癌のアンドロゲン受容体、ホルモン依存性と内分泌療法 小數例の癌組織を用いて、アンドロゲン受容体の存在が確認された。生検材料を用いて多數例の検討をおこなうため、組織化学的にR1881結合蛋白の有無をみた結果、数60%以上に本蛋白の陽性像がみられた。本蛋白の有無と、内分泌療法の反応性とは相関することが示された。これより進行期の前立腺癌の60%以上は、ホルモン依存性の発育をしていることがわかった。臨床的觀察で、内分泌療法開始後1年で80%以上、2年で60%制癌されているが、これはR1881結合蛋白の結果をうらづけるものである。
2前立腺癌の病理組織学的検索
悪性度分類について、いくつもの試案が提唱されていることより、現在おこなわれている6種類の方法を比較した結果、日本の取扱い規約のものが妥当性あることがわかった。日米の比較が実施され 未だ小數例であるがアメリカのほうが低分化癌が多い傾向をうかがわせた。多數例の本邦集計では、高分化癌や中等度分化癌はあまり差がないが、低分化癌は予後の悪いことがわかった。
3疫学的検索
日本の前立腺癌は発生率の微増と、死亡率の漸増が示された。両者の比は、約2:1である。危険因子として、βカロチンの摂取量の低下が推測された。
4実験的ホルモン依存癌
アンドロゲンのみに依存しているとみなされた癌においても、エストロゲン、およびその他の因子の関与が考えられた。

報告書

(1件)
  • 1985 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Endocrinol.Japon.32-1. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] 臨床泌尿器科. 39-5. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] ホルモンと臨床. 33-11. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] 泌尿器科紀要. 31-11. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Europ.Urol.12-1. (1986)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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