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がんにおける遺伝子発現の特異性

研究課題

研究課題/領域番号 60010058
研究種目

がん特別研究

配分区分補助金
研究機関九州大学

研究代表者

遠藤 英也  九州大学, 生体防医研, 教授 (40037320)

研究期間 (年度) 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
13,500千円 (直接経費: 13,500千円)
1985年度: 13,500千円 (直接経費: 13,500千円)
キーワード遺伝子発現 / 腹水肝癌 / 反復配列遺伝子 / in vitro転写系不死性 / 分別的コロニーハイブリダイゼーション
研究概要

研究目的 細胞の癌化に伴って一斉に起こる多種多様な表現形質の変化を、遺伝子発現の異常という観点でとらえ、癌細胞で特異的に発現される、あるいは、発現が変動する遺伝子を単離し、その構造を解析する。
研究実績 【◯!1】癌細胞にのみ特異的に発現されている遺伝子群をラット腹水肝癌AH60C細胞mRNAより調整したcDNAライブラリーの中より、differential colony hybridieationの方法で分離した。pAH34と名付けたクローンは、3.7KDの蛋白質をコードしうる1.5KbmRNAに相当する事を示し、そのcDNAインサート部分、426bpの塩基配列を決定した。当初NDHのdatabaseに登録されている遺伝子の塩基配列 比較したところ、相同性のある遺伝子は見出せなかったが、その後、Glyceraldehyde 3 phosphate脱水素酵素のcDNAと同じである事が伴明した。これは、癌細胞では解糖系の活性が上昇するという従来の知見と一致し、我々のdifferential colony hybridizationによるapproachの有用性を確認したものと考えられる(遠藤)。【◯!2】ラットの癌特異的に転写を受ける反復配列由来のcDNAクローン、pAH53の塩基配列(RT-1)は約550bpの長さを持ち過去報告のある単一遺伝子、反復配列遺伝子のいずれとも相同性は見られなかった。その転写は、strand specificであり、細胞質polysomal poly【A^+】RNAとして存在する事が判明した(山本)。【◯3】ヒトレトロウイルス感染細胞での糖透過性の変化を検討した(畑中)。【◯!4】活性化H-ras 遺伝子でトランスホームした細胞でのDNA結合蛋白質の動態を検討した(榊)。【◯!5】不死性を獲得した細胞での遺伝子発現の変化を検討した(高野)。【◯!6】癌化によって遺伝子発現の変換がみられるアルドラーゼ遺伝子を用いて、in vitro転写系をHeLa細胞のCell free extractを用いて確立した(向井)【◯!7】SV40ウィルス感染細胞より、SV40ウィルス遺伝子のtスプライスィングに必要な部位に特異的に結合する因子を精製、その性質を検討した(木島)

報告書

(1件)
  • 1985 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Biochem Biophys Res.Commun.131-2. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Biochem Biophys Res.Commun.130-2. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] J.Mol.Biol.181-1. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Nucl Acids Res. 13-14. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Gene. in press. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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