• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

低酸素性がん細胞に対する放射線増感剤の開発と効果に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 60010065
研究種目

がん特別研究

配分区分補助金
研究機関大阪市立大学

研究代表者

小野山 靖人  大阪市立大学, 医, 教授 (90025544)

研究期間 (年度) 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
20,900千円 (直接経費: 20,900千円)
1985年度: 20,900千円 (直接経費: 20,900千円)
キーワードがん放射線治療 / 低細胞性がん細胞 / 放射線増感剤 / 電子親和性物質 / GSH阻害剤 / 膜作用物質
研究概要

昨年度に引き続き新増感剤の開発ならびに従来開発してきた薬剤の効果検定を、重点をin vivo (in vivo,in vitro assay,growth delay法、【TCD_(50)】法)に移しつつ検討した。
1.ニトロ系増感剤
imidazole系以外に、nitro-benzene,-pyrimidine,-pyridine,-thiazole,-triazole系の多数の化合物を合成し、thymine水溶液中でのthymine-glycole産生量でまずscreeningし、ついでV79細胞での増感能をみた。in vitroで有効な化合物をin vivoで検定したがその多くは急速な代謝のためin vivo活性は低く、imidazole系、triazole系に有望な物質が得られた。とくにtriazole系では、中枢神経系移行性の低い増感物質があり、in vivo assayでも有効性を認めたが、misonidazoleより優れているとはいい難かった。またnitrofurazan系もin vivoでの有効性は低かった。nucleoside型側鎖をもつnitroimidazoleは、動物レベルでもmisonidazoleより高い毒性効果比が得られ、nitroimidazole側鎖置換体の開発が有用と考えられた。
2,非ニトロ系増感剤
複素五員環に、sulfid,sulfoxid,sulfon型の側鎖を付けた多くの化合物を合成したが、in vitroでは有効であったがin vivoでの効果は低かった。mercaptoimidazole,cyclopentene dione等も同様の傾向がみられた。細胞内thiol抑制剤としてはDEM,BSOにつづいてoridoninを試み、少量のmisonidazoleとの併用で相乗効果が得られたが毒性に難点があった。
3.膜活用物質
phonothiazine系膜活用物質については、大腸菌に対する増感効果が軽い温度処理によって著しく増強し、また少量のmisonidazoleの併用で相乗効果が得られる事を見出した。

報告書

(1件)
  • 1985 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] J.Chem.Soc.Perkin Trans.【II】-4. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Life Science. 37-7. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] J.Radiat.Res.26-2. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Int.J.Radiat.Biol.47-6. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] J.Chromatography. 338. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi