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発癌遺伝子の複製と組換えを制御する機構の研究

研究課題

研究課題/領域番号 60010079
研究種目

がん特別研究

配分区分補助金
研究機関(財)癌研究会

研究代表者

小池 克郎  (財)癌研究会, その他, 研究員 (30085625)

研究期間 (年度) 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
19,000千円 (直接経費: 19,000千円)
1985年度: 19,000千円 (直接経費: 19,000千円)
キーワード腫瘍ウイルス / 発がん遺伝子 / DNA複製 / DNA組換え組込み / DNAポリメラーゼ / ターミナルトランスフェラーゼ / DNA転移酵素 / B型肝炎ウイルス
研究概要

本研究は、腫瘍ウイルスや細胞に由来する発がん遺伝子の複製や組換え組込みに関与するDNAポリメラーゼ、ターミナルトランスフェラーゼ、逆転写酵素、DNA転移酵素遺伝子の構造と発現、DNA複製開始部位や組換え組込み部位の構造を明らかにすることを目標とした。
また、ヒトがん遺伝子を持つ染色体の異種細胞中での増殖系を確立させ、巨大なヒトがん遺伝子の実験方法を検討することも目的の一つであった。 小池は、ヒト肝癌DNAに組込まれたB型肝炎ウイルス(HBV)DNAの解析を広く行い、組込みに関与する特異なDNA構造を明らかにし、かつ、組込まれたウイルス遺伝子の発現様式をmRNAのレベルで検討する系を確立した。
吉田班員は、マウスリンパ腫培養細胞および仔牛胸腺よりcDNAライブラリーを作製し、ターミナルトランスフェラーゼ遺伝子のクローン化に成功し、その全一次構造を決定した。
帶刀班員は、β-グロビンの制御遺伝子領域とチミジンキナーゼ構造遺伝子より作製したキメラ遺伝子をマウス白血病細胞に導入し、発現様式を明らかにした。
松影班員は、ラットDNAポリメラーゼβ遺伝子のクローン化を行い、その全一次構造を決定した。
池田班員は、HeLa細胞と大腸菌で増殖するプラスミドを作製し、HeLa細胞由来のDNA断片が、プラスミド増殖の安定化に関与していることを示した。
山口班員は、T抗原が関与するDNA複製に必要な細胞遺伝子が、ヘルペスウイルスにより活性化されると考え、ウイルスの誘発能と発癌能との関係を検討した。
関谷班員は、ヒト肺巨細胞がん細胞とマウスN1H3T3細胞を融合させ、ヒト染色体を移入させる系の確立を試みた。
大坪班員は、真核生物、バクテリアに共通していると考えられるDNA転移の分子機構を研究する一環として、トランスポゾンTn3の転移酵素を高度に精製し、その機能を明らかにした。

報告書

(1件)
  • 1985 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Proc.Natl.Acad.Sci.USA. 82-13. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Nucleic Acids Res.(1986)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Nature. 319-605016. (1986)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Exp.Cell Res.162-319. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Proc.Natl.Acad.Sci.USA. 82-1. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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