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消化器癌発生に関する修飾因子の生化学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 60010092
研究種目

がん特別研究

配分区分補助金
研究機関国立がんセンター

研究代表者

佐藤 茂秋  国立がんセンター, その他, その他 (00076994)

研究期間 (年度) 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
12,300千円 (直接経費: 12,300千円)
1985年度: 12,300千円 (直接経費: 12,300千円)
キーワードメチルグリオキザール / 胃発癌イニシェーション / プロモーション / 食塩 / 大腸癌 / 糞流 / 単クローン性 / グルタチオン-S-トランスフェラーゼ / 肝発癌 / エチオニン / チオアセタミド
研究概要

1. 胃発癌に関連する研究
ウィスター系ラットにタウロコール酸を含む飼料を連続投与したところ、胃底腺領域の粘膜中のヘキソサミン濃度が20週以上の投与で有意に減少した。5000例以上のヒトの手術切除胃の内の2例に重複胆管の一つが胃角上部に開口している例が見つかり、そのいずれも下流に癌が発生している事を見出した。ラット胃粘膜のDNA合成及びオルニチン脱炭酸酵素誘導を指標とした検索で、糖類の熱分解物であるメチルグリオキザール等のジカルボニル化合物が胃粘膜に対し、イニシエーション及びプロモーション効果を有する事が示唆された。また食塩はMNNG投与によるラット胃癌発生に対しプロモーション作用がある事が判明した。
2. 大腸癌に関連した研究
ラットにおけるジメチルヒドラジン皮下投与と手術的糞流遮断の系を用い、糞流遮断の時期の影響を検討したところ、大腸粘膜の異型腺管が腫瘍に発育する為には糞便の存在が必要であるが、内視鏡的に観察され得る大きさになった腫瘍の発育は糞便の存在に関係ない事が判明した。また、マウスにおけるジメチルヒドラジン誘導大腸腫瘍を Pgk-【1^a】/Pgk-【1^b】マウスにおいて調べたところ、ほとんどすべてが単クローン性であったが、その90%がPGKのA型を示し、正常大腸粘膜細胞のA:Bの比が1:1であるのに対し、大きい偏りを示した。
3. 肝発癌に関する研究
胎盤型グルタチオン-S-トランスフェラーゼの出現を指標として種種の物質のDEN投与によるラットの肝発癌に対する効果を調べたところ、エチオニン、チオアセタミドは促進的に、BHAは抑制的に働く事が確認された。

報告書

(1件)
  • 1985 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Am.J.Pathol.119. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] J.Exp.Clin.Cancer Re. 4-3. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Carcinogenesis. 6-1. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Gann Monograph. 31. (1986)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Cancer Letters. 29. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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