研究課題/領域番号 |
60010100
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研究種目 |
がん特別研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 愛知県がんセンター |
研究代表者 |
西塚 泰章 愛知県がんセンター, その他, その他 (60073095)
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研究期間 (年度) |
1985
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研究課題ステータス |
完了 (1985年度)
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配分額 *注記 |
38,000千円 (直接経費: 38,000千円)
1985年度: 38,000千円 (直接経費: 38,000千円)
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キーワード | 実験動物 / 遺伝学的モニタリング / 微生物学的モニタリング / 受精卵凍結保存 / 腎症候性出血熱 / ヌードラット / 近交系ラット / 近交系モルモット |
研究概要 |
本事業は昭和57年度より開始し、その後昭和59年度に大きく改組し我が国においてがん研究に使用する実験動物の質的向上をめざし、系統維用、品質管理と新しい動物の開発・改良、ミュータントマウスおよびヌードマウスの開発と分与、微生物学的・遺伝学的モニタリングの実施ならびに実験動物に関する基礎資料の整理・情報提供などを主な事業としたサービス業務を全国の研究者が協同して推進してきた。 本年度はReference strainsの供給はマウス延66施設(計557匹の株分与)、ラット延30施設(計251匹の株分与)、遺伝学的モニタリング、微生物学的モニタリングはそれぞれ11施設(100系統)、19施設を行ない、種々の遺伝的背景のあるマウスにヌード遺伝子を導入した株の分与は8施設(18株)を行なった。congenic miceなど特殊のマウス株についても36施設(40系)からの分与に応じた。なお、保存すベきcongenic mice,mutant miceの激増にそなえて受精卵の保存法の技術開発・改良を継続し胚の保存と保存期間の影響を調べている。 本年度から近交系モルモットの育成・維持・供給にも応じ、14施設に6系統の分与を行った。その他に無アルブミンラットを含んでいる。本年には近交系ラットのアイソザイムによるモニタリング法を完成し実用に応じはじめた。 腎症候性出血熱(主にラット)の潜伏感染状況には特に注意を払い多数の機関についてラットと実験者について抗体検索の依頼に応じ、また抗体検索用スライドの分与を阪大微研の協力のもとに行っている。この1年の間に幸い新しい抗体保有者をみず、患者の発生もなかった。 本委員会で維持している系統のみならず、全国の研究機関で維持されている動物をも含め実験動物のリストを作製し分与に応じている。
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