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骨髄増殖性疾患群の腫瘍性と造血因子依存性の動物モデルによる解析

研究課題

研究課題/領域番号 60015015
研究種目

がん特別研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

丹下 剛  東京大学, 医, 助手 (10107667)

研究期間 (年度) 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1985年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワード白血病 / 骨髄増殖疾患群 / 造血刺激因子 / ウィルス
研究概要

L8313白血病およびMyeloproliferative Sarcoma Virus(MPSV)誘発骨髄増殖状態の二つはいづれも巨大な脾腫を形成するが、今回はその脾臓中の増殖細胞の造血因子の異常産生能を検討する目的から造血因子の精製を試みた。
1. MPSV誘発骨髄増殖状態の脾臓中の造血因子の精製の試み:
(1)MPSV〔F-MuLV〕液,【10^4】/ml F.F.U.,【10^5】/ml P.F.U.の4〜10倍稀釈液を0.25mlづつ経静脈的にDBA/2系6週令マウスに投与した。投与后4〜5週目の脾細胞浮遊液(【10^6】〜【10^7】/ml)を作成し5日間無血清培養した。培養上清をYM5で限界濾過し、13倍に濃縮した。次いで、DEAE Sephacelカラム(開始バッファー H7.4)にかけ0〜0.5モル塩濃度勾配で分画した。
(2)各分画につき、マウス骨髄細胞に対する造血刺激能をBFU-E,CFU-GM,Interleukin-3(1L-3)の各アッセイ法で検討した結果、5回反復したBFU-E法では分画9〜14の間に巾広いBurst Promoting Activity(BPA)のピークを形成した。Colony Stimulating Activity(CSA)のピークもBPAにほぼ一致した。1L-3活性は分画前、分画中にも認めなかった。
(3)各分画をSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動で検討したが、BPAに対応するモノバンドは得ていない。検索中である。
2. L8313白血病の脾臓中の造血因子の精製の試み:
(1)L8313白血病マウスの脾細胞浮遊液1〜2lを5日間培養しその上清を15〜100倍に濃縮し凍結乾燥保存するまでの過程を、これまで8回反復し、電気泳動槽の検索を予定している。3. L8313ではBPAと1L-3の両方が検出され、MPSVではBPAのみが検出された。BPAと1L-3の関係を検討したい。

報告書

(1件)
  • 1985 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 日本血液学会雑誌. 第48巻-2号. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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