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制がん性トロポロン誘導体の創製

研究課題

研究課題/領域番号 60015058
研究種目

がん特別研究

配分区分補助金
研究機関岡山大学

研究代表者

大和 正利  岡山大学, 薬, 教授 (10033169)

研究期間 (年度) 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1985年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
キーワードトロポロン / ヒノキチオール / 構造-活性相関 / 作用機作
研究概要

著者らはさきに台湾ヒノキの成分であるヒノキチオール【1!〜】とアセタール【2!〜】とを反応させて、制がん作用を有するモノートロポロン誘導体【(3a)!〜】とビスートロポロン誘導体【(4a)!〜】が得られること、および【(4a)!〜】は【(3a)!〜】よりも約100倍の強い活性を示すことを認めた。
1. 制がん性トロポロン誘導体の 合成と構造-活性相関の検討 (1)モノ-トロポロン誘導体【(3a)!〜】の構造変換を行って、【(3a)!〜】よりも強い活性を有する誘導体数種を得た。
(2)ビス-トロポロン誘導体【(4a)!〜】の構造変換を行った。すなわち、【(4a)!〜】のトロポロン環の水酸基やカルボニル基はいづれも活性発現に必須であることがわかった。
(3)非トロポロン誘導体の合成を行った。すなわち、【(4a)!〜】のトロポロン環の代りに、複素環あるいはベンゼン環を有するビス型の化合物を合成した。【(5a)!〜】以外の化合物は全て不活性であった。
2. X線構造解析による【(4a)!〜】の三次元構造を解明した。
3. 制がん作用機作の検討
(1)【(4a)!-】はDNA鎖の切断をする作用はなかった
(2)【(4a)!〜】はグリオキサラーゼ1の酵素活性を強く阻害した。
(3)【(4a)!〜】は微小管に結合した蛋白質の集合、および【^3H】-コルヒチンの微小管への結合に対し阻害作用を示さなかった。
以上の結果、この系の化合物はコルヒチンとは異った機作で制がん作用を発現しているものと考えられる。

報告書

(1件)
  • 1985 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Yamato,M.,Hashigaki,K.,Sakai,J.,Kawasaki,Y.,Tsukagoshi,S.,Tashiro,T.: J.Med.Chem.

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Yamato,M.,Hashigaki,K.,Sakai,J.,Kawasaki,Y.,Tsukagoshi,S.,Tashiro,T.: J.Med.Chem.Yamato,M.,Hashigaki,K.,Sakai,J.,Kawasaki,Y.,Tsukagoshi,S.,Tashiro,T.:

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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