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T細胞系腫瘍のクロノタイプ発現様式の解明と抗クロノタイプ抗体の制癌への応用

研究課題

研究課題/領域番号 60015092
研究種目

がん特別研究

配分区分補助金
研究機関順天堂大学

研究代表者

奥村 康  順天堂大学, 医, 教授 (50009700)

研究期間 (年度) 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
1985年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
キーワードT細胞レセプター / クロノタイプ / SJLリンパ腫 / AKR白血病
研究概要

T細胞系腫瘍のクローナリティーを分子遺伝学的手段を利用して検索し、リンパ球系の悪性腫瘍の成因とT細胞の分化との関連を調べることを目的とした。そしてT細胞のクローナリティーは、B細胞と同様に抗原レセプター遺伝子の再構成様式によって特徴づけることが可能なことを再確認した。またクローン化遺伝子の解析から、単なるβ鎖Vエキソンの選択のみならず、DおよびJエキソンの選択と結合部の挿入塩基対による修飾がT細胞のクローナリティー決定に重要であることが明らかとなった。これらの分子生物学的知見を基礎として、T細胞クローン特異的制癌を目標とした抗クロノタイプ抗体の調製をヒトT細胞腫瘍株を材料として用いて確立しつつある。つぎにT細胞系腫瘍の診断・治療への抗クロノタイプ抗体応用の可能性を探る目的で成因の異なるマウスT細胞腫瘍の自然発症モデルについてその腫瘍細胞のクローナリティーを解析した。SJLマウスは、MRL/1prマウスと同様に、加令とともに高頻度にリンパ腺腫を発症しするが、【B220^+】のB細胞と並んで【L3T4^+】【Lyt2^-】のヘルパーT細胞の著しい増加が示され、多クローン由来であることが明らかとなった。一方、ウィルス性のAKR胸腺腫においては、その腫瘍細胞は単一あるいは数個のクローン由来であるが、特定のクロノタイプあるいはフェノタイプに限局されないこと、また、原発巣と転移巣ではメジャーなクローンの異なる場合あるいは同一クローンでありながらフェノタイプの異なる場合があることが明らかとなった。

報告書

(1件)
  • 1985 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Eur.J.Immunol. 15. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Proc.Natl.Acad.Sci.82. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] J.Immunol. 134(3). (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] J.Immunol. 134(5). (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] J.Immunol. 133(3). (1984)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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