• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

衛星データと国土情報データによる農林災害の予知と被害状況の解析

研究課題

研究課題/領域番号 60020001
研究種目

自然災害特別研究

配分区分補助金
研究機関北海道大学

研究代表者

堀口 郁夫  北海道大学, 農, 助教授 (10001439)

研究期間 (年度) 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1985年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
キーワード気象衛星 / 気温推定 / 霜害危険地
研究概要

研究は、冷害・霜害予知のための気象衛星データによる気温推定と霜害予知のための霜害危険地図(ハザズマップ)の作成の2点について行なわれた。気温の推定については、ひまわり赤外データを用いて行なった。すなわち、北海道内のAMeDAS観測点の分類を試み、この分類にもとずいて、小地域ごとに4種類6方法で気温の推定を行なった。その結果、分類で類似度が著しく異なる観測点を除き、さらに付近の類似度が大きい観測点を加えて気温推定式を算出した場合が最も精度よく推定出来た。この方法によると、北海道の主な農業地帯を切り出して推定すると、平均で1.0±0.1Kの精度であった。またこの方法で地域別に気温の推定精度は 石狩・勇払地区が最も良く、精度の悪い地区は、根釧地区であった。さらに、AMeDASデータのみで地域を分類して、気温を推定すると上記より若干精度が悪くなった。
霜害予知のための霜害危険地図の作成は、国土数値情報データと気象衛星ノアを使用した。まず、国土数値情報データの標高データを利用して、霜害の危険性の高い盆地地形の検出を試みた、谷線稜線を種々の方法で検出し、盆地地形図を作成した。この盆地図の最高最低の標高差から霜害危険地の分類を試み、ノアの赤外データから推定した気温の対比を試みている。気温の推定については、研究はほぼ完成し実際の夜間の気温を石狩・勇払について試みた結果よく一致した。霜害危険地図については、ノアのデータとの対比を現在続行中である。

報告書

(1件)
  • 1985 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi