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地下水の涸渇現象とその予測に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 60020026
研究種目

自然災害特別研究

配分区分補助金
研究機関京都大学

研究代表者

由佐 悠紀  京都大学, 理, 助教授 (90025403)

研究期間 (年度) 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1985年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード地下水涸渇 / 地下水涵養 / 塩水化
研究概要

この研究の最終的な目標は、地下水涸渇とそれより派生する一連の水理現象を記述し、さらに、将来予測を行うことのできる総合的な地下水理モデルを構築することである。しかし、対象となる現象は多岐にわたるため、この最終目標に到達するまでには、なお解明すべき課題が数多く残されている。まず、研究分担者間で研究計画が討論され、個々の現象の研究を深めると共に、それぞれの現象を、流域規模の地下水現象の一環としてとらえようとする、総合的な視点の必要性が確認された。これに基き、流域規模の地下水現象と海岸地下水の塩水化現象という両側面から、この研究課題への接近がはかられ、以下の結果が得られた。
1.大分県の大野川と大分川各流域をモデル域として、河川流量長期記録の解析法が考察され、それを通して、各流域の平均的な流域水収支が評価されると共に、沖積平野部における地下水涵養量と河川流量の関係が求められた。
2.地下水に含まれるトリチウム濃度の分析と解析が分われ、地下水面に達するまでの不飽和層中に、流動の遅い古い水がかなりの割合で蓄えられていることが推定された。
以上二つの研究は、流域規模の地下水涵養機構に関するものであり、地下水涸渇現象の研究に対して、ひとつの基礎を与えるものである。
3.海岸帯水層への塩水侵入機構が、地下水の流速に依存する分散系数を用いた定常モデルによって数値解析され、その結果、分散長の違いによって、塩水嘛入にさまざまな型の生ずることが明らかとなった。また、モデルと実測結果とが対比された。この結果は、日本地下水学会会誌に投稿中である。
4.以上の成果をとりまとめて報告書を作成し、配布した。

報告書

(1件)
  • 1985 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 日本地下水学会会誌. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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