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河川構造物の健全度評価法と被災軽減法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 60020029
研究種目

自然災害特別研究

配分区分補助金
研究機関京都大学

研究代表者

中川 博次  京都大学, 工, 教授 (60027216)

研究期間 (年度) 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1985年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
キーワード災害 / 橋脚 / 河川構造物 / 局所洗掘 / 河床低下 / 洗掘防護工
研究概要

本科学研究費補助金による研究実積は次の通りである。
【◯!1】昭和60年7月の台風5号に刺激された梅雨前線による石川県能登地域における豪雨による河道及び河川構造物の災害調査を行い、その代表的様相・特性を抽出し、中小河川の持つ種々の問題に関連した災害機構について分析・考察を行った。
【◯!2】従来あまり取りあげられなかった河道特性と橋脚周辺の局所洗掘現象の複合効果について、実験的に検討を行い、橋脚によって河道特性が変化し、それが護岸等の河川構造物の効果に影響し、それが洗掘現象に影響するというループの存在を明らかにした。
【◯!3】段落ち下流部の平衡最大洗掘深の堆定法を提案し、堰・段落工の根入れ深さの必要深さを明らかにした。さらに、粘性土と砂質土が互層になっている河床の堰下流部の局所洗掘について検討を加え、その実態及び洗掘深の算定法を提示した。
【◯!4】洪水時における局所的河床変動の計算法を提案し、実際の河川での現象に適用し、その適用性を確めた。河川構造物の局所洗掘現象を考慮することにより、護岸等の設計・管理に必要な基本的な知見を与えるものと考えられる。
【◯!5】橋脚周りを中詰めコンクリート矢板形式で防護した橋脚の洗掘特性を理論的・実験的に明らかにし、防護工のスケールによる効果の違いを示した。
【◯!6】従来より汎用されているコンクリートブロック工の安定度及び洗掘に対する防護効果を明らかにした。
【◯!7】洪水時の水圧変動によって誘起される浸透流の影響を実験的・理論的に検討し、段落ち下流部での保護工の破壊機構の解明の基礎的知見を得た。

報告書

(1件)
  • 1985 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 第30回水理講演会論文集. (1986)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] 第4回自然災害科学会学術講演会要旨集. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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