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花崗岩地域の表層崩壊発生位置の予知モデルの作成に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 60025036
研究種目

自然災害特別研究

配分区分補助金
研究機関神戸大学

研究代表者

沖村 孝  神戸大学, 工, 講師 (50031125)

研究期間 (年度) 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
1985年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
キーワード山腹表層崩壊 / 崩壊リスクマップ / 画像処理 / 植生図 / 傾斜分布図 / 侵食前線分布図
研究概要

1.画像処理装置より得られる植生と崩壊の関係
六甲山地内に試験地を設け、空中写真をAD変換するとともに、座標はアフィン変換を行ってCCT値が地形と対応できるようにした。1967年に発生した崩壊を対象とした研究を行った結果、緩傾斜部の崩壊は植生の少ないところ、急傾斜部の崩壊は谷筋等の地形の複雑さに関連した部分で発生することが示唆された。
2.現地調査による植生と地形との関係
上述した試験地を対象として、空中写真と現地調査によりこの調査地の植生図を作成した。植生分布と地形との関連をみると、コナラ林がやや谷筋に出現する傾向があるほかは大きな傾向はみられなかった。3.崩壊発生位置の地形解析
上述した調査地を対象として、傾斜分布図及び侵食前線分布図の作成を行った。更に、現地調査で花南岩の風化状態、断層・節理・土層の発達状況等を調査した。その結果、傾斜区分ごとの面積比と各傾斜区分ごとの崩壊発生個所数の比を比べると、崩壊は35〜44度以上の斜面に面積比以上の割合で生じ、崩壊はその部分に集中していることまた傾斜別の斜面の配置状況は尾根線、谷線沿いに急・緩の再斜面が交互に出現し、これらの斜面の変換する部分は、侵食前線とよく一致し、ここで新旧の崩壊が発生していることが明らかになった。
4.山麓部における表層崩壊発生位置予知モデルの作成
以上の調査地は山中におけるものであり、ここで発生した崩壊が直ちに災害の発生原因にはなり難い、このため、崩壊が災害の原因となり易い山麓部を対象として、既に提案済の崩壊予知モデルを応用した。その結果、格子点における土地利用状況を予め与えておけば、災害の直接の原因となる崩壊危険セルの位置を精度よく予知できることが明らかになった。

報告書

(1件)
  • 1985 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 建設工学研究所報告. 27. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] 昭和60年度砂防学会研究発表会. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] 昭和60年度自然災害科学会学術講演会. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] 昭和60年度日本地形学連合秋季研究発表会. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] 土地造成工学研究施設報告. 3. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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