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NOxおよびSOxの同時除去に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 60030021
研究種目

環境科学特別研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

平井 英史  東京大学, 工, 教授 (90010751)

研究期間 (年度) 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
11,500千円 (直接経費: 11,500千円)
1985年度: 11,500千円 (直接経費: 11,500千円)
キーワードNOx / SOx / 脱硝 / 脱硫 / 同時脱硝脱硫 / 錯体 / 触媒 / 吸収 / 溶融塩 / 活性炭
研究概要

本研究では、大気汚染物質であるNOxとSOxの同時除去のため吸収反応および触媒反応を用いる方法を検討している。特に新しい系の探索のほか、再生使用等のプロセスの基礎の確立をめざす。
1.湿式錯体法: 前年度に引続き、酸素による鉄(【II】)-EDTA錯体および鉄(【II】)-NTA錯体の酸化反応の速度則を得るとともに、鉄(【II】)NTA錯体と亜硫酸ナトリウムの混合水溶液へのNO,S【O_2】の同時吸収について検討を進め、プロセス検討のための基礎知見を得た。
2.固定化錯体法: 前記鉄(【II】)EDTA錯体を低分子モデルとする、高分子固定化鉄(【II】)錯体をつくり、そのNO吸脱着性能を最大にする調製条件について検討し、この固定化錯体一水溶液系を用いて、NOxとSOxの同時除去ができることを示した。
3.溶融塩法: 硝酸塩系の低融点溶融塩を用い、140-220℃の温度範囲で同時脱硫脱硝反応を検討し、混合ガスと共に少量の水酸化ナトリウムを供給すると、190℃で100%の脱硫率が達成され、NOxの発生も極めて低いレベルに抑えられることを見出した。
4.脱硫剤型固体触媒法: 1)SOxとCuOのCuS【O_4】化反応による脱硫と、ここで生成するCuS【O_4】を触媒とするNOxのH【H_3】による還元脱硝の繰返し使用法を確立した。2)酸性硫安化による脱硫とN【H_3】による還元脱硝を同時に行う低温活性な複合酸化物触媒を見出した。
5.低温活性触媒法: 高価なPt/ZSM-5に代わり、複合酸化物系触媒を検討し、【V_2】【O_5】-Mo【O_3】/Ti【O_2】系で、比較的優れた、同時脱硝脱硫触媒を見出した。
6.移動床活性炭法: これ迄に、活性コークスおよびPAN-ACFを硫酸賦活することによりNOのN【H_3】還元に対する高活性が発現することを見出した。種々の活性炭の比較により、活性炭の含窒素環構造が、高活性発現に重要であることを明らかにした。

報告書

(1件)
  • 1985 実績報告書

研究成果

(5件)

すべて その他

すべて 文献書誌

  • [文献書誌] Ind.Eng.Chem.Process Des.Dev.24-2. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Chem.Lett.1985-5. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Chem.Lett.1985-12. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] ケミカルエンジニヤリング. 30-12. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Fuel. 64-8. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書

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公開日: 1987-03-30   更新日: 2016-04-21  

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