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生元素循環の相互作用と環境変動

研究課題

研究課題/領域番号 60030028
研究種目

環境科学特別研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

和田 秀徳  東京大学, 農, 助教授 (50011870)

研究期間 (年度) 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
12,000千円 (直接経費: 12,000千円)
1985年度: 12,000千円 (直接経費: 12,000千円)
キーワード生元素循環 / 窒素代謝 / 炭素代謝 / 脱窒 / 窒素固定 / 微量元素 / 水質
研究概要

本年度に各班員が行なった実験の成果を以下に列記する。和田(秀)は湛水土壌に加えられたN【O_3】が【N_2】O,【N_2】に変換(脱窒反応)されるだけでなく、N【H_3】に変換(N【O_3】醗酵)されることを確認し、これら両反応が現れる比率が 土壌のEhとN【O_3】とグルコースの量比に応じて規則的に変動することを明かにした。福土は畑状態土壌で進行する脱窒反応を正確に測定する条件を吟味し、その知見に基づいて、畑状態土壌の脱窒活性を測定する方法を確立した。岩坪は森林のモデル系を用いて、窒素濃度の高い下水を散布した際にN【H_3】揮散が起ることを見出した。三田村は琵琶湖において植物プランクトンがNを吸収する速度が光合成速度とつり合っていないことを認めた。大森は窒素固定条件下で培養したラン藻Anabenaが【^(15)N】【H_4】をグルタミン、グルタミン酸、アスパラギンに速かに取り込むこと、気相の【N_2】/C【O_2】比を変えてラン藻を培養するとラン藻体内のアミノ酸組成が変化することを明らかにした。和田(英)は各種生態系においてδ【^(15)N】,δ【^(13)C】を測定し、δ【^(13)N】が栄養段階と極めて良い関係にあることを見出した。川村は大豆板瘤菌を好気的と嫌気的との条件下で培養し、培養液中に含まれているN【O_3】とN【O_2】の量の変化を追跡し、培養条件によって根瘤菌の硝酸還元に差があることを認めた。藤原はp-ニトロフェニル酢酸を用いて水圏試料のcarbonic anhydrase活性を測定することを試み、本酵素活性がこの比色法の定量感度会下であることを認めた。小野寺はA.vinelandiからニトロゲナーゼ活性の無い変異株を得(【Nif^-】株)、この株からW,Feを加えた培地でニトロゲナーゼ活性を持つ復帰変異株(【Nif^+】株)を得るのに成功した。不破は多摩川河口域、東京湾域において、海水試料を採取し、懸濁粒子と溶存成分について微量金属の同定とキャラクテリゼーションを行なった。

報告書

(1件)
  • 1985 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 日本土壌肥料学会筑波大会. (1986)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] 日本土壌肥料学会筑波大会. (1986)日本林学会誌.

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] 地球化学. 19. (1986)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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