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環境科学研究のための新計測手法の開発と利用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 60030033
研究種目

環境科学特別研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

二瓶 好正  東京大学, 生技研, 助教授 (10011016)

研究期間 (年度) 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
9,500千円 (直接経費: 9,500千円)
1985年度: 9,500千円 (直接経費: 9,500千円)
キーワードICP発光分析 / 分析電子顕微鏡 / 生物試料 / ガスクロマトグラフ質量分析法 / GC-MS / サブミクロン二次イオン質量分析法 / SIMS
研究概要

環境科学に関する研究は極めて広範囲であるが、実験科学的手法を必要とする研究課題においては、あらゆる環境物質に関する詳細・緻密な情報の取得が必要不可欠である。本研究班は、上記のような各種環境物質情報を得るために、【◯!1】誘導結合プラズマ(ICP)発光分析法、【◯!2】分析電子顕微鏡(AEM)、【◯!3】ガスクロマトグラフ質量分析法(GC-MS)、【◯!4】サブミクロン二次イオン質量分析法(SIMS)など、4種類の新しい計測法を開発・整備するとともに、これらの装置を十分な管理下に置いて広く環境科学研究者の利用に供し、それぞれの研究の発展に寄与することを目的としている。
(1)誘導結合プラズマ(ICP)発光分析法は高感度かつ多元素同時定量が可能であるという特徴を有するが、環境試料分析への応用上まだ困難な問題があり、新計測法の開発が望まれる。そこで、種々の検討を行なうことにより、環境試料の固体直接分析、海水中重金属の多元素同時定量、岩石や底質試料の環境科学的意義付け等を可能とした。
(2)生物試料を用いて細胞内、細胞間に沈着している金属元素分析を行う運用研究を行なった。本年度実施したもので、「アスベスト等粉塵の低濃度爆露による人体影響に関する分析電顕的疫学的研究(R22)」は完了し、所期の目的を達した。
(3)多数の異性体が存在する場合のppbレベルの有機汚染物質の測定に用いる内標準について検討した。多環芳香族炭化水素やニトロアレーンなどでは重水素標識体が非常に有用で、複雑な前処理に際しての分離挙動やイオン化の挙動も類似していることから正確度の高い分析値を得ることができた。
(4)液体金属ガリウムイオン源を利用して実施されるサブミクロン二次イオン質量分析装置の多元素同時検出器として、マイクロチャンネルプレートによる120チャンネル同時検出方式を採用し、試作した。

報告書

(1件)
  • 1985 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Anal.Chem.57. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] 分析化学. 34. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] J.Biol.Chem.260. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] J.Surg.Oncology. 30. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Appl.Spectrosc. 39. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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