研究課題/領域番号 |
60030034
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研究種目 |
環境科学特別研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
服部 明彦 東京大学, 海洋研, 教授 (30013551)
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研究期間 (年度) |
1985
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研究課題ステータス |
完了 (1985年度)
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配分額 *注記 |
12,000千円 (直接経費: 12,000千円)
1985年度: 12,000千円 (直接経費: 12,000千円)
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キーワード | 閉鎖性水域 / 汚濁 / 富栄養化 / 自然滞化 / 総合モデル / 環境保全対策 |
研究概要 |
本研究は、閉鎖性水域の環境保全対策の現状をサーベイし、その總合的評価とそれに必要となる各種モデルや関連手法の整備、体系化をはかることを目的として研究を進めている。えられた結果を地域研究で対象となった湖沼に適用し、閉鎖性水域の環境保全対策策定の手法の確立を目指してきた。また、そのためのデータベースのあり方についても検討を行っている。本年度は以下の点についての研究、検討を行った。 1.都道府県等における水域管理の現状について、47都道府県及び10大政令市に対してアンケート調査を実施し、管理計画策定の現状について把握するとともに、水域環境保全対策の類型的整理を行った。 2.水域環境保全対策の評価のあり方について、技術的側面及び経済・社会的側面からの評価方法について検討を始めた。技術的側面については、霞ヶ浦への導入対策を例にとり、その評価を試みている。 3.対策の評価に必要となるモデルの現状についてサーベイするとともに、全国の湖沼及び流域特性に関するデータベースを整備し、これを用いた統計的手法による湖沼水質予測手法を検討した。 4.環境保全対策手法を選定するための方法論について、予備的な検討を行った。基本的フレームは、湖利用の現状から目標を設定し、次に水質保全対策のメニューに対する水質の応答特性を検討して、対策の実施に要する費用との比較考量を行って対策を選定し、目標の達成の可能性を検討することである。
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