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亜熱帯地域における壁面緑化の省エネ効果に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 60030068
研究種目

環境科学特別研究

配分区分補助金
研究機関琉球大学

研究代表者

池田 孝之  琉球大学, 教養, 助教授 (70145548)

研究期間 (年度) 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1985年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワード壁面緑化 / 亜熱帯地域 / 省エネ効果 / 立面緑占有率
研究概要

1.研究の目的・方法・経過
本年度の研究においては、【◯!1】まず、県都那覇市の住宅市街地を対象に壁面緑化の実態調査を行ない、それを「立面緑占有率」によって定量的に把らえると共に、典型事例に対する意識評価の分析を行なった。【◯!2】さらに、沖縄県中南部及び離島(宮古・八重山)における壁面緑化の事例収集を加えて、東南アジア諸国での事例も含めて比較分析を行なった。【◯!3】尚、離島集落(多良間島)では、緑化管理等に関するアンケート調査も行った。結果の概要は以下の通りである。
2.那覇市街地における壁面緑化の実態と評価
(1) 典型的住宅市街地での立面緑占有率と壁面緑化のタイプ
【◯!1】住宅市街地での壁面緑化は、立面緑占有率平均20%を占め、【◯!2】その形態的タイプは「庭木+ブロック塀」「路上緑化」「修景緑化」「面緑化」のタイプに分けられる。【◯!3】それはまた、立面緑占有率20%未満では「路上緑化」、同30%以上では「面緑化」がそれぞれ多くなる。
(2) 緑化タイプと意識評価
【◯!1】立面緑占有率は緑量意識と強い相関にあり、視覚的緑量指標を代替することが確認された。【◯!2】全体として緑量が多く、形の整った「面緑化」に最も評価が高い。【◯!3】緑化形状の工夫が加わる「修景緑化」は緑量に拘らず良い評価が得られる。
3.沖縄本島・離島及び東南アジアにおける壁面緑化の型と評価
【◯!1】壁面緑化の型には、緑をはわせる場所によって「壁」「塀」「屋根」「バルコニー」「ひさし」型がある。【◯!2】壁面緑化に対する評価因子には「情緒性」「量感」「清潔感」「印象性」が認められ、量感は立面的緑量を反映する。【◯!3】外国人留学生は建物と密着した緑化に清潔感が欠かせないことを指摘している。【◯!4】結果、壁面緑化は緑量40〜50%を目安として、建物と一体的なデザインの必要性が確認された。

報告書

(1件)
  • 1985 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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