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生物資源の加工におけるエネルギーの有効利用

研究課題

研究課題/領域番号 60040018
研究種目

エネルギー特別研究(エネルギー)

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

矢野 俊正  東京大学, 農, 教授 (00011867)

研究期間 (年度) 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
15,400千円 (直接経費: 15,400千円)
1985年度: 15,400千円 (直接経費: 15,400千円)
キーワード食品加工 / エネルギー / 大豆蛋白 / 氷結晶 / 混合貯留乾燥 / 穀物乾燥 / 吸収冷凍機 / 外気導入冷却
研究概要

(1)生物資源の分離・加工における省エネルギー;大豆蛋白分離・加工プロセスにおいて凍結・熟成工程でのエネルギー消費改善に資するため凍結条件による氷結晶の状態の制御を検討し、その可能性を見出した。
(2)穀物乾燥における品質と省エネルギー;混合貯留方式について麦類の場合を中心として、水分移動速度および外観・臭い・発芽率等に関する測定を行い、本方式が乾燥能力および品質低下防止においてすぐれていることを解明した。
(3)食パン焼成プロセスにおける省エネルギー:食パン焼成プロセス(6000斤/時)において、焼成オーブンの排熱を吸収冷凍機によって回収することを目的として計測を行った結果、ブレッドクーラに必要な冷熱はオーブン排ガスを熱源とする吸収冷凍機によって十分賄えることが明らかになった。
(4)農産物の熱処理・冷凍貯蔵における立地条件と省エネルギー;寒冷地における冷凍エネルギーを節減する外気導入予冷機開発のため、フレンチフライ製造工程に外気吸入ファンを設置した結果、外気導入による冷却能力がファン駆動所要動力を上まわり、省エネルギー効果を得ることの可能性が示唆された。
(5)液状食品の凍結濃縮における品質と省エネルギー;液状食品の濃縮法としてすぐれており、エネルギー的にも有利である凍結濃縮法について動力学パラメーターを測定した結果、簡単な非定常法に基くデータから実際の連続凍結濃縮に近い系での氷結晶粒径分布等の挙動が予測できることが明らかになった。
(6)農産物の搾油・精製のエネルギー分析と省エネルギー簡易精製法に関する基礎研究;米ぬか原油から食用油を精製するための小型実験装置を試作し、エネルギー必要量と物質収支を測定した結果、脱臭工程が最も多くエネルギーを消費(42%)しており、精製油1Kg当りの全エネルギー必要量は14.2MJであった。

報告書

(1件)
  • 1985 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 凍結及び乾燥研究会会誌. 31. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] 農業機械学会刊. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Journal of Food Science. 50. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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