• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

超電導コイルによるエネルギー貯蔵システムの電力変換器に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 60040022
研究種目

エネルギー特別研究(エネルギー)

配分区分補助金
研究機関東京工業大学

研究代表者

佐藤 則明  東京工業大学, 工, 教授 (90023019)

研究期間 (年度) 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
1985年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
キーワードエネルギー貯蔵 / 超電導コイル / 電力変換器 / PWM制御 / 力率 / クエンチ / 超音波伝播
研究概要

本研究は超電導コイルによるエネルギー貯蔵システムの電力変換器の性能向上と超電導コイルのクエンチ検出法に関するもので、電力系統の基本波及び高調波無効電力を低減し、総合力率と変換効率を改善するための電力変換器とその制御法、超電導コイル内の超音波伝播特性の変化を検出してクエンチを予測する方法について検討を行なったものである。主な研究成果は次の通りである。
(1)交流電圧の異なる3台のサイリスタブリッジを従属接続した電力変換器で、交流電圧の最も小さいサイリスタブリッジのみ連続的な位相制御を行い、他の2台のブリッジは制御角を零又は最大とするかバイパス運転を行うことにより、従来方式(交流電圧の等しい2台のブリッジを用いた場合)に比べ、基本波無効電力をほぼ半減でき、また、第5、第7高調波も約70%に低減できることが明らかとなった。
(2)基本波力率を常に1とできる自己消弧素子を用いたPWM制御電力変換器では、交流側漏れインダクタンスに基づく転流サージ電圧の抑制が問題となる。整流器とコンデンサから成る電圧クリッパー回路により転流サージ電圧を抑制し、コンデンサの吸収エネルギーを直流側に放電する方式の検討を行い、実験によりその有効性を確認した。また、動作解析を行い、コンデンサ容量、コンデンサ電圧および放電期間の選定法を明らかとした。
(3)超電導マグネットの超音波伝播特性が温度、応力等の内部状態により変化することを利用してクエンチを予測し保護する方式の検討を行った。ボビンの無いエポキシ樹脂含浸のマグネット、FRP円筒およびマグネットと同一形状、寸法の含浸材の各々について、熱的変化を加え、また、マグネットには電磁力的変化を加えて実験を行った結果、2K位の局部温度変化が検出でき、本方式が含浸マグネットのクエンチ予測に有効であることがわかった。

報告書

(1件)
  • 1985 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 昭和60年電気学会東京支部大会講演論文集. 66. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] IEEE Power Electronics Specialists Conference Record. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] 電気学会論文誌. 105B-12. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] 第33回低温工学研究発表会. C2-10. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] 電気学会静止器研究会資料. SA-85-33. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi