研究課題/領域番号 |
60040041
|
研究種目 |
エネルギー特別研究(エネルギー)
|
配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
高松 武一郎 京都大学, 工, 教授 (00025785)
|
研究期間 (年度) |
1985
|
研究課題ステータス |
完了 (1985年度)
|
配分額 *注記 |
14,200千円 (直接経費: 14,200千円)
1985年度: 14,200千円 (直接経費: 14,200千円)
|
キーワード | 省エネルギー / 蒸留塔 / ヒートポンプ / スケジューリング / 状態推定 / 多目的評価 / プロセスシステム工学 |
研究概要 |
1)段間熱交換型蒸留塔の開発:メタノールー水系による実験を続行しており、また深冷分離システムへの省エネ効果と第3成分を加えない共沸蒸留システムの可能性がシミュレーションで確認された。 2)空気プロセスの省エネルギー構成:PSAと深冷分離の最適構成の導出方法を知識工学的接近でシステマティックに行なえることを窒素のみが目的のプロセスに対して見出した。 3)ヒートポンププロセスの動的挙動:プロセス全体のなかでのヒートポンプの活用可能な場所の探索とその評価を行なう方法を提案した。 4)プロセスの周期操作と省エネルギー:従来の周期操作の効果を更に上げるため段間に液溜なしの塔の構造を開発し、水-メタノール系で実験を行っている。 5)省エネルギーのための多変数制御:多重効用蒸留塔の構成法とその操作可能領域との関係をシミュレーションによって解析し、興味ある知見をえている。 6)柔軟性を有するスケジューリングシステムの開発:バッチプロセスの生産性を高めて省エネルギーを計るためには、スケジューリングの一般化が鍵となるので、優先度指数を導入しその一般化に成功した。 7)最小エネルギー運転のための分布定数系境界条件の同定:境界要素法、勾配法を導入することにより分布定数系の境界条件の推定のアルゴリズムを開発した。 8)多目的評価による電源配分計画:種々の電源開発計画を多目的混合整数計画問題として定式化し、2段階法による求解法を開発した。 9)製鉄-化学結合システムによる省エネルギー:最適運用条件の特性を把握した。
|