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トリウム燃料体に関する実験的研究

研究課題

研究課題/領域番号 60040060
研究種目

エネルギー特別研究(エネルギー)

配分区分補助金
研究機関九州大学

研究代表者

古屋 廣高  九州大学, 工, 教授 (30112311)

研究期間 (年度) 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
17,000千円 (直接経費: 17,000千円)
1985年度: 17,000千円 (直接経費: 17,000千円)
キーワードトリウム / 核燃料 / 原子炉 / 燃料集合体 / 酸化物燃料 / 新型燃料 / 炭化物燃料 / 窒化物燃料 / 混合酸化物燃料
研究概要

トリウム燃料として、酸化物については照射挙動、炭化物、窒化物については製造技術、基礎物性を中心に研究し、次の成果を得た。
1.(Th,U)【O_2】焼結体燃料の原子炉照射.;原研材料試験炉(JMTR)で照射した燃料の照射後試験を継続した。一方、新たに破壊強度測定のための中型万能試験材を購入し、(Mg,Ni)O固溶体で応力一歪曲線を測定することによりその性能を検証した。
2.イオン照射による照射損傷に関する研究.; U【O_2】を20%,40%含む(Th,U)【O_2】焼結体を数時間加熱後、表面からのU蒸発に伴う表面近傍領域内のU減少挙動を測定した。一方、U【O_2】,Th【O_2】にArイオン(核分裂片を模擬)を照射しながら、オージェ電子スペクトル(AES)を測定した。さらに、(Th,U)【O_2】焼結体の光電子分光スペクトル、表面組織を調べ、照射に伴う原子状態変化について新しい知見を得た。
3.Th【O_2】,(Th,U)【O_2】燃料中の構成元素の移動挙動に関する研究。Th【O_2】に【Y_2】【O_3】,【Gd_2】【O_3】の非放射性核分裂生成物を10〜50%添加した燃料を、溶液混合、共沈、焙焼、加圧成型、焼結の工程より製造した。X線回析の結果、固溶限界は約40%で、この濃度以下では、Ca【F_2】相、以上ではCa【F_2】相、希土類酸化物C型構造が出現した。
4.炭化トリウムの製造と蒸発特性 ; Th【O_2】(80%),U【O_2】(20%)、C粉末を原料とし、炭素熱還元法で(Th,U)C燃料を製造し、反応機構、反応速度の温度依存性を明らかにした。一方、クニューゼンゼルを用いてThCの蒸発エンタルピー、Th(g)の蒸気圧を測定した。
5.炭窒化燃料の製造と鉱酸溶解 ; ThNとCを加熱反応させる方法で、Th(C,N)固溶体を作成後、X線回析により格子定数の組成依存性、中間生成物の結晶構造を決めた。一方、ThNを硝酸で溶解したところすみやかに溶解した。溶解液を低温で加熱乾燥した後、溶解反応物をX線回析で同定した。

報告書

(1件)
  • 1985 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] J Nucl,Mater.130-1. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] J Nucl Mater.136-2. (1986)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Actinide 85. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] 九大工学集報. 58-1. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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